NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: タイ・ペッチャブーンだよりが届きました!

2017年6月20日火曜日

タイ・ペッチャブーンだよりが届きました!

 今日の福岡は小雨が降り続いていますね。
 さて、ともいき会員で、今はタイにいらっしゃる田籠さんより、おたよりをいただいたのでご紹介します!

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 みなさん、こんにちは。お久しぶりです。
私は今、タイのペッチャブーン、「ウイッタヤーヌクンナリー校」というところで働いています。
 国際交流基金・アジアセンターが行っている「日本語パートナーズ」という派遣事業で、タイに来ています。1か月ちょっと過ぎました。
 ペッチャブーンは、「地球の歩き方」にも載っていません。
 ペッチャブーンは、バンコクから北へ約350kmくらい行ったところにあります。車で5~6時間です。飛行機も鉄道もありません。この町の特産品は「タリマンド」です。
 タリマンドは、マメ科の植物でそのまま食べたり、砂糖漬けにしてたべたりするようです。甘酸っぱいです。が、まだ今回食べてはいません。
 
   ↓ これです。









   さて、その学校のことです。
 これは、校門を入ったところにある学校の看板(?)です。小さくてわからないのですが、学校の絵の真ん中にある赤いのが、校章です。真ん中にダイヤモンドの絵が描いてあります。
(ペッチャブーンという名前の由来はダイヤモンドらしい)
 タイの学校も6・3・3制で、中学校までが義務教育です。(高校までとおもっていましたが)しかし、タイの中等教育は、中学と高校が一緒の6年制です。 私の学校では、1年1組から6年10組までの2千数百人です。他の学校の人の話を聞いても、この人数は一般的なようです。1年生は、1クラス50人ほどいるらしいのですが、高校からは専門の高校に変わる人もいて、少し少ないです。(日本語専攻クラスは20数人です。)


 朝は、先生たちのあいさつ当番があって、校門に先生方が立たれます。子どもたちは、このように「ワイ」をして通ります。写真でジャージの子たちは、今日多分体育があるのだと思います。着替えるところはないというより、気軽時間もないので、朝からジャージです。




 
 1日の時間割は、
  朝礼 7:50~
  1時間目 8:30~9:20        5時間目 12:00~12:50
  2時間目 9:20~10:10         6時間目 12:50~13:40
  3時間目 10:10~11:00       7時間目 13:40~14:30
  4時間目 11:00~12:00       8時間目 14:30~15:20

 私、間違えていません!!
 お気づきの通り、休み時間がありません。一応終わりのチャイムが鳴ります。
 子どもたちはトイレに行きたい人は行きます。何もなければ、続けてです。体育の次の時間とかは、来るまで待って、始めます。
 昼休みは、4時間目が中学生の昼休み、5時間目が高校生の昼休みです。

さて、朝は朝礼から始まります。全員がこのドームに集合です。これは、中学生。女の子たちは胸元に紺色のリボンがついています。ちょっと、日本より丈の長いセーラーです。男子は日本と同じですが、半ズボンです。涼しくてよさそう。このあぐらスタイルが基本のようです。
 調整は国家の斉唱と国旗掲揚から始まります。その後、右の仏塔の方を向いて、お祈り、正面を向いて、校訓のようなものを唱えます。
そして、校歌斉唱。ここまで終わると上の写真のように着座。上の写真は月曜日のもの。先生たちは、公務員の制服だそうです。胸に勲章??がついたようなものを来ます。月曜日だけは、校長先生のお話もあります。
 何より驚いたのは、生徒は、校舎内では、靴を脱がなければなりません。が、先生は靴履きです。これには、はじめすごく抵抗があったのですが、恐ろしいもので慣れてしまいました。
(↓ちゃんと、靴下の裏だけ、黒くなっています。これ、いいですね。)




質問に来るときも、先生は椅子に座っていますが、子どもたちは、床にひざまずきます。ひぇ~。
 教室の中に犬が寝ているとか、窓は木でできていて、日本のようなガラス窓ではありません。でも、天井と側面に扇風機がついています。案外、涼しいです。ですが、午後は汗だくです。

あ、忘れていましたが、毎日の最高気温は、31~32℃、最低気温は24℃くらいです。しかし、湿度が80%以上あって、体感気温は40℃近くなります。洗濯物がからっと乾きません。
 
 高校生は、バイク通学がほとんどですが、二人乗りで、後ろに乗ったノーヘルの子に「先生!さよなら」と声をかけられると、気をつけて!!と言わずにはいられません。3人乗りで、「せんせー」と笑顔で声をかけられると、ちょっと複雑な気分です。

中学生は、親の送迎か乗り合いスクールバスで…と思っていましたが、先週、明らかに中学生の制服の女の子が、バイクで帰っていきました。この国のバイクの免許は何歳からOKなのか、聞いておきたいと思います。
(今朝は、小学生みたいな子がうんてんしていました。)

 職員の服装は、女の先生はスカートです。しかも、前の王様の喪が明ける10月までは、公務員は黒です。全身黒。毎日黒。男性も上下黒です。そして、黒ネクタイの人も居ます。
 タイでは、町のあちらこちらに王様の看板があることは、タイに一度でも行かれた方は、ご存じのことと思います。今、それは、白黒のリボンで飾られ、お花が飾られているのですが、気づけば少しずつ新しい王様の看板に変わりつつあります。 

それから、今週、「先生の日」というものがありましたが、長くなりますのでまた次回に。