とも生きの吉谷です。
設立記念シンポジウムが近づいてきました。
また、8月の就学・進路相談も準備が進んでいます。
ところで、本日は、つい最近文部科学省の有識者会議が発表した「学校における外国人児童生徒等に対する教育支援の充実方策について(報告)」の情報提供です。ご存じの方も多いでしょうが、昨年来審議されてきたこのテーマで、今後の方向性と課題が出されました。興味のある方は、下記のURLから報告書と資料等をご覧ください。
この報告書は、外国人児童生徒(多文化の子ども)の増加をうけて、その教育上の課題を総合的に審議したものになっています。特に、就学前から高校(後期中等教育)までを視野に入れたもので、考えるべきところも多いようです。報告書自体に関するコメントは、少し先になりますが、参考までに概要を下に記しておきます。
この有識者会議の報告は、「国、地方公共団体、学校、その他の関係者が今後取り組むべき施策の基本的かつ具体的な方向性について、とりまとめ、提言を行う」とあるように、まだ総花的ですが、国(文部科学省)の立場についてはその概要が見えます。地方自治体がこれを受け止めて、施策を打ってくれることを望みたいですね。
報告書の内容は概ね以下の通りです。
(1)外国人児童生徒等教育の指導体制の整備・充実
(2)外国人児童生徒等教育に携わる教員・支援員等の養成・確保
(3)外国人児童生徒等教育における指導内容の改善・充実
(4)外国人の子供等の就学・進学・就職の促進
指導体制や人の配置、制度の整備、さらに教員に求められる指導内容なども記されています。確かに必要なことなので、担当指導主事や教員、さらには担任に至るまで、この情報を伝えていきたいですね。
全体像は以下のサイトでご覧ください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/06/1373387.htm