NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: 8月 2018

2018年8月31日金曜日

よるとも会で考えた「ボランティアとしての関わり方」

 昨日は第5木曜日だったため、よるとも会はスタッフミーティングでした。
 今日こそは時間通りに!と思っていたにもかかわらず、遅刻してしまいました…(- -;)

 15名の参加があり、普段のスタッフミーティングよりは少し多かった気がします!
 (そして、手作りケーキあり、海外からのお土産のお菓子あり、とつまむものも盛りだくさん!でした♪)
 ちょうど、26日に第1回の就学・進路相談会を終えたこともあり、中学校の先生も参加してくださっていました。昨年に引き続き、よるとも会と学校の先生方との間で情報共有ができる機会があるのは、とてもありがたいです。

 今回のスタッフミーティングの目玉は、ともいきの代表理事の吉谷からの話題提供でした!
 「よるとも会の原点とボランティアの役割—お互いに考えてみましょう—」というお題で、30分程度お話していただきました。よるとも会が始まって、今年で16年目(!!!)なのですが、発端や緩やかに整っていった様子、多文化住民の変化に応じての課題の移り変わりなど、30分で端的にまとめていただきました。
 どの内容も大切だったのですが、「ボランティアとしての関わり方は?」というところが、今回は一番のポイントだったと思います。

「ボランティアって、どこまでしてあげればいいの?」

 さまざまな課題を抱えている学習者を目にして、ボランティアがぶつかる疑問ですが、それに対して、次の4つが示されました。

・相互主義(互恵主義):一方通行の支援は「逆効果?」
・住民としての距離と協働:信仰心情を捨てて日本に「同化?」=NG
・「違ってもいてもみんないい」:日本人でなく(日本人って誰?)
・ひょっとして、「教育(学び)という営み」そのもの?→自立的相互的「連帯」:
 自立に向けた営み(先生の不要化)

(↑詳しくお聞きになりたい方は、9月の例会に参加して、そこで是非質問してください♪)

 ボランティアはずっとその学習者の支援ができるわけではありません。かれらができることを一つ一つ増やしていき、自立していく手助けはできると思います。
 よるとも会は設立当初から、ボランティア(教える人)と学習者という固定的関係ではなく、緩やかに、自分のできることで、その状況に応じて立場や役割を柔軟に変えていく関係性を築いてきました。それがよるとも会の大きな特色でもあります。その意義を改めて考えるスタッフミーティングとなりました。

 ボランティアも、できることとできないこと、あるのが当たり前。
 自分にできることを少しずつやっていきたいと思います。

2018年8月28日火曜日

就学・進路相談会2018(第1回)が無事終了しました!


 826日(日)に今年度第1回の外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会が無事終了しました。残暑の厳しい暑い一日でしたが、そのようななか多くの方にご協力いただきました。みなさまには心より感謝申し上げます。

 詳しい報告は9月の例会(922日(土)14:0017:00)で行いますが、参加者や相談内容についてここで簡単にお知らせいたします。

①参加者数
 相談者は1420名、一般参加(教員など)8名、通訳者・支援要員(JSL日本語指導教育研究会教員ほか)・ともいきメンバー41名の総勢69名の参加がありました。

②相談内容
 高校進学についての一般的な相談(学校・コースや公立・私立の違いなど)から、具体的な志望校を決めての相談、海外での大学進学を見据えた進路相談があったほか、中学校の進路指導で進められる学校と本人の希望、親の希望と本人の希望のズレについての相談もありました。
 また、日本の高校に進学させるためにはどのタイミングで来日・編入すればいいかといった相談や特別支援の子どもの高校進学や高校修了後の就職の可能性についてのお尋ねもありました。
 高校進学を具体的に考えていくためにも、体験入学やパンフの取り寄せを勧めたり、次回の10月の相談会に保護者と一緒に来ることを勧めたりといったこともなされました。

③参加者の反省・感想
 今回は生徒のみで参加するケースが多かったので、保護者との来場を促す必要性について改めて確認されました。また、特別支援に関わる相談があったことからも、そうした子どもたちの高校進学後の支援や卒後の就職についても情報が必要であるといった声があがりました。

 入管法の運用が変更になり、「家族滞在」の子どもが高卒後に日本で就労する道(在留資格の変更)が開けてきました。そのためにも、高校進学とその修了はますます重要になってきます。
 今回の相談会では、本人の希望や家族の置かれている状況から描くキャリアの多様化がより現れていたかと思います。主催する私たちもキャリアの多様化、ニーズの多様化に応じられるよう、情報収集に努めたいと思います。
 今回お見えになれなかった方は、第2回の相談会に是非お越しください!

<第2回 外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会>
日時:20181021日(日)13:0016:00
場所:福岡YWCA会館 福岡市早良区城西1-5-43


☆第2回の多言語案内を作成し、近々アップする予定です!

2018年8月23日木曜日

9月の例会のご案内

 猛暑がぶり返しておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
 週末に今年度第1回の就学・進路相談会を控えておりますが、一足先に、9月の例会のご案内です。

 9月の例会では、福岡で長年在日外国人の就労支援に取り組んでいらっしゃる株式会社インターアジアの中村政弘さんを話題提供者に迎えて、お話を伺います。
 また、第1回就学・進路相談会の実施報告も併せて行います。

<9月の例会>
日時:9月22日(土)14:00~17:00
場所:福岡大学文系センター棟14階学部共通室
内容1:話題提供「在留外国人の就労支援に取り組んできて」
話題提供者:中村政弘さん(株式会社インターアジア代表取締役)
内容2:外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会の報告
内容3:情報交換

資料の準備もございますので、ご参加いただける方はご連絡いただけますと幸いです。
※お車でお越しの場合は、9月19日(水)までに車種とナンバーを事務局までご連絡ください。

連絡先:「ともに生きる街ふくおかの会」事務局メール
     tomoikifukuoka●gmail.com(●をアットマークに変えてお送りください)



2018年8月19日日曜日

就学・進路相談会まであと1週間!

 お盆もあけ、随分と過ごしやすくなったような気がします。
 26日の就学・進路相談会まであと1週間になりました!
 情報が必要な外国につながる子どもたちや保護者に参加してもらえればと思います。
 もし参加予定の方がいらっしゃいましたら、ともいき事務局のアドレスまでお知らせください。
 学校・学年、必要な言語、相談内容などが分かると、事前準備にとても助かります!

 ともいき事務局アドレス: tomoikifukuoka●gmail.com
(●をアットマークに変えてください)

++++++第1回外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会++++++ 
日時:2018年8月26日(日)13:00~16:00
場所:福岡市NPO・ボランティアセンターあすみん
   (福岡市中央区今泉1-19-22 天神クラス4階)
費用:無料
相談対応言語:日本語(やさしいにほんご)、中国語、英語、タガログ語、韓国・朝鮮語
(※昨年度まで実施していた日本語グループの支援者向け勉強会はありません。ご注意ください。)
主催:NPO法人「ともに生きる街ふくおかの会」
共催:公益財団法人 福岡YWCA
問い合わせ先:NPO法人「ともに生きる街ふくおかの会」
Tel:090-5921-7798(吉谷)

2018年8月6日月曜日

就学・進路相談会~地下鉄お出かけ案内8月に載っています!~

 暑い日が続きますね。
 ともいき事務局では、翻訳者の協力を得て、日本語、英語、中国語、韓国・朝鮮語、タガログ語の資料が完成しました!
 あとは、当日に向けての周知に努めたいと思います。

 今年は、理事の村上さんのご提案で、福岡市営地下鉄の「おでかけ案内8月」に、就学・進路相談会の案内を載せています!(村上さん、ありがとうございました!)
 日本語でのご案内ですが、支援されている方の目にとまり、お声かけいただければ、と思っています。


 上の写真をクリックすると、PDFファイルがダウンロードできます。
 地下鉄ご利用の際に、見てみてくださいね♪