NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: 2019

2019年12月20日金曜日

本の紹介(2019.12)

 外国人関係の本が多々出版されていて、なかなか読む方が追いつきませんが、ご紹介です。

NHK取材班(2019)『データでよみとく外国人”依存”ニッポン』光文社新書

 NHKのニュースでもいろいろと報道されていたので、ご存じの方もいらっしゃると思います。
 「外国人労働者」と「他人事」として捉えるのではなく、わたしたちの社会がどれほど外国人によって支えられているのか、「依存」ということばを用いて議論を喚起しようとしています。ともいきの活動で大きく関わるのは、子どもたちや家族ですが、第3章「「人生」「家族」として考える外国人“依存”」で扱われています。
 具体的なデータを用いながら、そして取材現場の話を交えて書かれているので、読みやすいと思います。あえて言うならば、データと取材に基づきあぶり出される課題に対し、外国人との関わりのなかで生まれる前向きな取り組みや展望にももう少し光が当たると、外国人支援の現場で活動の参考になったと思います。
 変化になかなか政策が追いつかない…というもどかしさは、さまざまな現場で外国人と関わる人々が共通に抱えるものだと思います。日本語教育推進法の具体化が議論されるに伴い、政策においても前進が見られることを期待したいです。



アルク(2019)『復刊 日本語』

 日本語教育関係の方は、『月刊 日本語』や『日本語教育ジャーナル』を講読されていた方も多いと思います。休刊していましたが、今回、アルク創立50周年を記念し、復刊させたのがこの雑誌になります。
 現場で専門性と日本語力を生かして働く方のお話しや日本語教育施策に関する情報が多岐にわたり掲載されています。また、データもいろいろと示されているので、こちらも読みやすいものとなっています。
 ともいきシンポにご登壇いただいた田尻先生も、「特別コラム 田尻英三のオピニオン~気になる3つの動き~」を執筆されています。(個人的にものすごく懐かしいです!)
 是非、手に取ってみて下さい。



「社会言語学」刊行会(2019)『社会言語学』XIX号

 こちらにも田尻先生が寄稿(「外国人労働者の受け入れに係る日本語教育施策―「日本語教育推進に関する法律」成立までの経過―」)されています。
 ひつじ書房から2017年に出版された編著『外国人労働者受け入れと日本語教育』以降、日本語教育推進法成立までを追ったものとなっています。こちらも是非ご覧下さい。
 他にも興味深い論文もありましたが、個人的には、ましこ・ひでのりさんの書評を読みながら大きくうなずくところもあり、こちらも非常に興味深いものでした。これは、牲川波都季編、有田佳代子・庵功雄・寺沢拓敬著(2019)『日本語教育はどこへ向かうのか―移民時代の政策を動かすために―』(くろしお出版)に対する書評と、編者及び著者からの応答からなっています。

『社会言語学』XIX号はこちらから

 あっという間に12月も下旬になりますね。
 少し早いですが、みなさま、どうぞ良い年末年始をお過ごし下さい!

2019年12月5日木曜日

発達障害に関する外国人保護者向けパンフレット

 続けてのアップです。
 ここ数年、就学・進路相談会でも特別支援関係のご相談を受けることが増えてきました。
 発達障害情報・支援センターでは、発達障害に関する外国人保護者向けのパンフレットを作成しています。
 やさしい日本語のほか、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、ベンガル語、ネパール語、ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語のパンフレットがアップされています。
 (かなりの範囲をカバーしていますよね。)
 相談の最初の一歩につながる資料になると思います。
 日本語教室のボランティアや先生方が見ておくと参考になるかもしれません。

発達障害情報・支援センター
外国人保護者向けパンフレット(多言語版パンフレット)
*リンク先の「日本の取り組み・世界の動き」となっていて、「日本の取り組み」が一番上にありますが、すぐ下に「発達障害に関する外国人保護者向けパンフレット」があります。スクロールしていくとパンフレットが出てくるので、必要な言語のものをダウンロードできます。

こちらのチラシをダウンロードして、必要な言語のQRコードを読み込み、パンフレット・リーフレットをダウンロードすることもできます。

(画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます)



日本語教育推進関係者会議

 ブログの更新が滞ってしまっていました…💦
 久しぶりのアップです。
 6月に日本語教育推進法が可決されましたが、その具体的な基本方針を検討する会議が設置されています。
 ともいきシンポにご登壇いただいた田尻英三先生も、会議のメンバーに入っていらっしゃいます。
 日本語教育推進会議は関係省庁で構成されていますが、関係者会議には日本語教育及び推進法に関わる領域の専門家が入っています。具体的な提案などが行われていくことになると思いますので、関係者会議に注目していきたいところです。

 日本語教育推進関係者会議(第1回)議事次第
(配付資料や参考資料がアップされています。)

2019年10月28日月曜日

12月の九日連研修会のお知らせ

 就学・進路相談会に続けてのアップです。
 ともいき会員の川邊さんより、九日連の研修会のご案内をいただきました。
 『中学生のにほんご』の編著者である志村ゆかり先生をお招きした研修会とのことです。
 ご関心のある方は、案内チラシをご確認の上、お申し込み下さい。
画像をクリックすると、案内をPDFでダウンロードできます。

<2019 年度 12 月 九日連研修会>
外国につながりのある生徒のための日本語支援のあり方について
~『中学生のにほんご』を例として~

講師:志村ゆかり(関西学院大学日本語教育センター 日本語常勤講師)
日 時 : 2019 年12月7日(土) 13 時~16 時半(受付開始12時半)
場 所 : 福岡女子大学講義棟C101(小ホール)
         福岡市東区香住ヶ丘1-1-1
定 員 : 70名(先着順。定員になり次第締め切ります。)
参 加 費 : 1,000 円(資料代として、当日受付にてお支払い下さい。)
お問い合せ:九日連事務局 E-mail:kyunichiren1989@gmail.com
お申込み:https://kokucheese.com/event/index/576751/
主催:九州日本語教育連絡協議会



就学・進路相談会2019(第2回)が無事終了しました!

 日中は秋晴れのようなすがすがしい空が広がっていますが、朝晩はずいぶん肌寒く、季節が移ろいゆくのを感じる今日この頃です。
 さて、昨日27日(日)に、今年度第2回の外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会を無事終了しました。昨年同様、第2回の相談会は福岡YWCAさまの会館を会場に行いました。
 福岡YWCAのみなさま、当日ご協力いただいたみなさま、広報等にご協力いただいたみなさま、誠にありがとうございました!

①参加者数
 相談者は3家族7名及び担任教員1名の8名、要員(ともいき会員、福岡YWCA、通訳者、福岡市JSL日本語指導教育研究会の先生方)26名、そしていつも広報にご協力いただいている西日本新聞社から1名のご参加があり、総勢35名が集まりました。

②相談内容
 日本の教育制度を保護者に理解してほしいといった話や、大学進学を見越しての進路選択などについて相談が行われていました。また、8月に開催した第1回の相談会に来場し、そこでのアドバイスを元に進路先をある程度定めて、今回また相談に来られたご家族もいらっしゃいました。

③参加者の反省・感想
 今回は周知活動が十分でなく、来談者が少なかったのは残念でした。
 しかしながら、その分、当日集まったメンバーでゆっくりと交流ができたのではないかと思います。
 周知の仕方も、今回初めて通訳参加をされた方から、外国人家庭が転入手続きをする際に受け取る案内に含めてはどうかなど、具体的な提案をいただきました。
 次年度以降の在り方も含めて、検討していきたいと思っています。

 今年度の相談会はこれで終了ですが、みなさんのお近くに外国ルーツの子どもや保護者が教育のことや子育てのことに困っていらしたら、是非ともいきまでお問い合わせ下さい。
 次年度も相談会は開催いたしますので、引き続きご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

2019年10月24日木曜日

相談会の告知記事が西日本新聞に掲載されました!

 朝晩とだいぶ肌寒くなり、今朝は雨がひどかったですね。
 さて、今回も西日本新聞社さまのご協力により、本日の朝刊に相談会の告知記事を掲載していただきました。
 福間記者、ありがとうございます!

10月24日(木)朝刊
「外国ルーツの子の就学・進路相談会」

やさしい日本語でも、記事を掲載して下さっています!
【やさしい日本語】がいこく から きた ひと の ための、がっこう や きょういく の そうだんかい

 情報を必要とされている方、日本での子育てや教育に悩んでいらっしゃる方など、みなさんのお近くにいらしたら、ぜひご案内ください!

詳しくは、こちら

2019年10月1日火曜日

本の紹介(2019.10)

 9月はほぼブログのアップができず、本の紹介自体も4月以来…という状態ですが、先日のともいき例会でもご紹介した本です。
 外国につながる子どもに関わる方々は、是非手に取ってみてください。
 あっという間に世界に引き込まれて、一気に読める本です。

温又柔(2019)『「国語」から旅立って』新曜社

 話題になっていながら、なかなか読めておらず、夏休みにようやく読んだ本です。
 外国につながる子どもたちに関わっている方が手に取れば、「そうそう!」と納得したり、今関わっている子どもの思いに考えを巡らせたり、とても素敵な本です。
 また、外国につながる子ども自身が読むことができれば、励まされるのではないかな、とも思います。
 台湾出身の著者が記す、家庭での台湾語、家庭の外の日本語、自分が信じていた母語が「中国語」ではなく、「中国語」が別にあると知ったときのこと、自分が取り戻そうとしている「ことば」はいったい何だったのだろうと考えたこと、などなど。
 そして、彼女の母が、ママ友に「中国語も教えればいいのに」と言われたときに、彼女に語った「どちらも、は望まない。むしろ、どちらも中途半端になったらかわいそう。それなら、どちらか一方だけでいい」という思いも響きます。
 知人の家族で無理に両言語を教えようとした結果、学校では日本語がヘンといわれ、親からすると中国語もたどたどしく聞こえ、どんどんと無口になる知人の娘。そうした思いや苦労を娘にさせたくなかった親の気持ちが痛いほど伝わります。
 学校生活で仲間たちが「日本人とか台湾人である以前にオンちゃんはオンちゃんなんだもん」と語ることが、彼女を支えてきたこと。
 繰り返し思い出される小学1年生のときの先生の指導の仕方も、とても印象的です。



ナディ著、山口元一解説(2019)『ふるさとって呼んでもいいですか―6歳で「移民」になった私の物語』大月書店

 こちらの本も話題になり、新聞の書評欄でも取り上げられたりした本です。
 イランから一家5人で来日し、不法滞在状態を続けながら、在留特別許可を得るまで、そしてそれからなど、ナディさんが自分と自分の家族の物語をわかりやすく書いています。
 日本語が分からず、「ニコッ」「ペコリ」で乗り切った最初の頃、まわりの大人たちの見守り、日本人との関わり、学校で学ぶようになってから、ムスリムとしての学校生活、11年ぶりの祖国への帰国と違和感、アイデンティティの悩みなど、さまざまに描かれています。
 そこに描かれる日本人もあたたかな人々です。
 「ベイビー、ベイビー」と言いながら子どもだけで留守番をするのを気にする日本人の隣人、自分の子どもの分だけでなく、ナディさんたちの分もおやつを用意してくれる公園での仲良くなった子の母親など、たくさんの大人の姿も描かれています。
 あるときナディさんが日本人の男の子たちから嫌がらせを受け、日本語の分からない彼女の母親はそれでも男の子の家に乗り込みます。対応したその子の父親は、母親のペルシャ語とそれを通訳するナディさんのことばに耳を傾け、自分の子どもをしかります。そして、一緒に嫌がらせをしていた他の子どもたちの家に、ナディさんと母親とともに回っていきます。
 外国人とか日本人とか関係なく、地域で一緒に子どもを育てる、そんな様子がうかがえます。
 父親のことを取り上げたコラムでは、父親が町内会の会長をしていたエピソードがありました。日本語を話せても、読み書きができない父親が他の人の助けを借りながら役割を果たしていく姿、自分は豚肉以外であってもお祈りを捧げた肉しか口にしないのに、祭りで焼き鳥を焼き、売り切ったことなど、地域のなかに溶け込んで生活している様子が描かれています。
 日本を「自分が帰る場所」と思っているナディさんは、これからそうした外国人がもっと増えるだろうと記しています。
 私たちのまわりにも、福岡を自分の帰る場所として大切にしてくれている人々がたくさんいます。そうした人々に何ができるのか、改めて考えを巡らせました。



 少し過ごしやすくなった秋の夜のお供にしてはいかがでしょうか♪

2019年9月27日金曜日

文部科学省の外国人児童生徒等に関する調査結果

 今月はまったくブログにアップできていませんが、今日は文科省による調査結果がアップされたので、お知らせします。

日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成30年度)の結果について
外国人の子供の教育の更なる充実に向けた就学状況等調査の実施及び調査結果(速報値)について

 日本語指導が必要な児童生徒については、外国籍児童生徒とともに、日本国籍の児童生徒もさらに増加しています。
 また、日本語指導が必要な高校生に関する中退率や進学率などのデータも今回の調査では示されています。
 データを丁寧に見て、またいろいろとお知らせしていきたいと思います。

2019年8月31日土曜日

2019年度第2回就学・進路相談会の多言語案内をアップしました!

 あっという間に8月も終わりですね。
 先日、今年度第1回の就学・進路相談会についてご報告したばかりですが、10月に開催する第2回就学・進路相談会のご案内です。

 第2回は、福岡YWCAを会場に行います!
 夏には来られなかった方や2学期に編入した子どもたちとその保護者など、外国にルーツを持つ子どもたちやご家族がお近くにいらっしゃいましたら、是非お声かけください!

日時:2019年10月27日(日)13:00~16:00
場所:福岡YWCA
   (福岡市早良区城西1−5−43)
 ※駐車場はありませんので、お車の方は近隣のコインパーキングをご利用ください。
費用:無料
(当事者は無料ですが、その他の方は資料代として500円のカンパをお願いいたします)
対応言語:日本語、中国語、英語、フィリピノ語、韓国・朝鮮語、スペイン語
主催:NPO法人ともに生きる街ふくおかの会
共催:公益財団法人 福岡YWCA
問い合わせ先:NPO法人ともに生きる街ふくおかの会
Tel:090-5921-7798(吉谷)
E-mail:tomoikifukuoka●gmail.com
(●をアットマークに変えて、送信して下さい。)

※本会は当事者への相談を主目的としておりますので、調査研究ないしはそのための情報収集にお見えになる方はご遠慮ください。
※日本語グループは、勉強会ではなく、日本語(やさしい日本語)での相談になります。相談ではなく見学目的の方はご遠慮ください。

☆多言語のご案内(PDFファイル)は、こちらからダウンロードできます。
日本語
中国語
英語
フィリピノ語
韓国・朝鮮語
スペイン語

2019年8月29日木曜日

9月の例会のご案内

 ここ数日、雨がひどいですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 これ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。

 さて、今回は9月の例会案内です。
 今回は、ここのところめまぐるしい動きが見られる外国人関係の中でも、外国人児童生徒等教育に関わる文科省の動向について、ともいき代表理事の吉谷と事務局伊藤が話題提供いたします。
 また、第1回の就学・進路相談会が終わったばかりですので、その報告も行います。
 お時間の許す方、ご関心のある方は是非ご参加ください!

<9月の例会> ※普段と時間と場所が異なりますのでご注意ください。
日時:2019年9月21日(土)16:00~18:00
場所:福岡YWCA 福岡市早良区城西1-5-43
内容:外国人児童生徒等教育に関わる文科省の動向について
話題提供者:吉谷武志さん(NPO法人ともに生きる街ふくおかの会 代表理事
      伊藤亜希子さんNPO法人ともに生きる街ふくおかの会 事務局

*資料準備のため、ご参加いただける方は事務局までご連絡いただけますと幸いです。
*お車でお越しの場合は、福岡YWCAには駐車できませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。

ともいき例会は非会員の方も自由に参加していただけます。
(非会員の方にはお茶菓子代カンパ200円をお願いしています。)
関心のある方はぜひご参加ください。

2019年8月25日日曜日

就学・進路相談会2019(第1回)が無事終了しました!

 8月25日(日) に2019年代第1回の外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会が行われました。
 ここ数年、年に1回は天神にある福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみんを使用させていただいていますが、今回もあすみんを利用させていただき、会場はスタッフと相談者であふれていました。
 あすみんのみなさま、そして相談会周知や当日の実施にご協力いただいたみなさまには、心よりお礼申し上げます。

①参加者数
 相談者は23組41名、要員(ともいき会員、福岡YWCA、通訳者、JSL日本語指導教育研究会の先生方)は37名、総勢78名の参加がありました。

②相談内容
 高校進学の一般的な相談(公立・私立の区別や入試形態)から、具体的な志望校を見据えた相談、そして今回は特別支援に関わるご相談や中学入試、さらに保護者の帰国後の子どもの在留の可能性など、相談は多岐にわたりました。

③参加者の反省・感想
 来日後の子どもの頑張りがひしひしと伝わってきたといった声や保護者が前のめりで肝心の子ども本人がまだ進路のことにピンと来ていないなど、来談者の様子を的確に捉えた感想がありました。
 また、ここ数年の傾向ですが、保護者の在留期間が終わり、帰国後も子どもを日本で勉強させたいという希望をお持ちの方が増えているように思われました。これは在留資格の問題に関わりますが、在留資格に関わる複雑なご相談も増えているように思います。
 相談会をしていると毎年のことですが、相談後に来談者がすっきりとした表情で会場を後にされます。通訳を介して、あるいは日本語でしっかりと情報を得られて、あるいは自分の状況を伝えやすいことばで表現できて、ほっとされるのだろうと感じます。

 詳細については、また9月の例会でご報告いたします!

 今年度第2回の相談会は、10月27日(日)13:00~16:00、場所は福岡YWCAです。
 また多言語の案内チラシを作成したら、ブログ等で発信します。
 次回もご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

2019年8月20日火曜日

就学・進路相談会について西日本新聞に掲載されました!

 暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
 2019年度第1回の就学・進路相談会もいよいよ次の日曜に迫ってきました。
 本日の西日本新聞朝刊、また西日本新聞「新 移民時代」特設ページに、就学・進路相談会について告知記事が掲載されましたので、共有します。
 すでに記事をご覧になっての問い合わせもあり、新聞の効果を感じます。
 告知記事にご協力いただいた西日本新聞のみなさまに感謝申し上げます!

西日本新聞
外国にルーツを持つ子の教育相談会 NPOが25日、福岡市で

2019年8月4日日曜日

外国人児童生徒等の教育の充実に関する有識者会議

 2019年6月27日に、第1回の外国人児童生徒等の教育の充実に関する有識者会議がありました。
 文科省のHPに会議資料や参考資料がアップされており、参考になります。
 そのなかでも政策的動向をまとめた資料がありますので、ぜひご一読ください。
 こうした政策的動向が実効化に結びつく制度的・予算的措置がとられるような議論が進むことを期待します。

文部科学省 外国人児童生徒等の教育の充実に関する有識者会議(会議のHPはこちら
第1回 参考資料2 外国人児童生徒等の教育に関する閣議決定等一覧(該当部分抜粋)  (PDF:402KB)

2019年8月3日土曜日

改正入管法成立以降の取り組み一覧

 今日の福岡はものすごい暑さになりましたね…💦
 仕事の関係で資料を調べていたら、次の資料が法務省のHPにアップされていました。
 2018年末に入管法が改正されて以降、約半年の間の動きがまとめられています。
 
 法務省HP
 外国人の受入れ及び共生に関する最近の取組について(改正入管法成立以降)

2019年7月25日木曜日

就学・進路相談会、スペイン語対応もします!

 毎日蒸し暑い日が続きますね。
 外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会も、あと1か月に迫ってきました。
 今年は急遽、スペイン語対応も行うことになりました!
 お近くにスペイン語を母語とされるご家族がいらしたら、ご案内ください。

(上の画像をクリックするとPDFをダウンロードできます。)
※終了いたしましたので、PDFは削除いたしました。

 今年は6言語(日本語、英語、中国語、韓国・朝鮮語、フィリピノ語、スペイン語)での対応になります。
 多言語案内をアップしているブログ記事のところにも追加しています!
 是非ご活用ください!!




2019年6月25日火曜日

福岡よかトピア国際交流財団の講座のご案内

 福岡よかトピア国際交流財団より、下記の講座のご案内がありました。
 一つ目の一般公開講座「多文化共生社会と日本語ボランティア」はともいき代表理事の吉谷が講演します。
 ご関心のある方は、是非お申し込みください。

1.一般公開講座 講演「多文化共生社会と日本語ボランティア」

日時:2019年7月30日(火)19:00~20:30
講師:吉谷武志氏(東京学芸大学国際教育センター教授、NPO法人ともに生きる街ふくおかの会 代表理事)
場所:アクロス福岡2階セミナー室2(福岡市中央区天神1丁目1-1)
対象:福岡市に居住または通勤・通学し、福岡市の各所で開設している日本語教室のボランティアに関心がある人(ただし、過去に本講座を受講した方は対象外)
参加費:無料
定員:70名(応募者多数の場合は抽選)
申し込み〆切:2019年7月22日(月)
申し込み方法についてはこちら

2.日本語ボランティア養成講座(全10回)
 福岡市では多くの日本語ボランティア教室が開設・運営されています。
 このような日本語教室でのボランティア活動に関心のある方を対象に、日本語ボランティアに必要な基礎知識を学ぶ養成講座を開講します。

日時:2019年8月20日(火)~10月15日(火)全10回
会場:福岡市国際会館4階大会議室
対象:福岡市に居住または通勤・通学し、福岡市の各所で開設している日本語教室のボランティアスタッフに感心と活動意欲があり、講座修了後ボランティア活動を行うことができる人を対象としています。
また講座(全10回)を受講できる人を募集します。
(ただし、過去に本講座を受講された方、すでに日本語教室でボランティアを行っている方及び日本語教師有資格者は対象外です。)
受講料:無料
定員:40名
申し込み〆切:2019年8月5日(月)
申し込み方法についてはこちら(1.の講演と同じサイトに載っています)


2019年6月22日土曜日

8月の九日連研修会のお知らせ

 ともいき会員の川邊さんより、九日連の研修会のお知らせをいただきました。
 ご関心のある方は、是非ご参加ください。

(画像をクリックするとPDFをダウンロードできます。)

<2019 年度 8 月 九日連研修会>
『漢字の面白さを発見しながら学ぶ授業作り』
 ―『どんどんつながる漢字練習帳 初級』『中級』を使って―

講師:鈴木 英子(宮城県国際化協会日本語講座スーパーバイザー)
日 時 : 2019 年8月3日(土) 14 時~16 時
場 所 : 博多バスターミナル 1・2ホール
対 象 : 日本語教育関係者およびその活動に興味のある方
定 員 : 80 名
参 加 費 : 1,000 円(税込)※先着順。定員になり次第締め切ります。
お問い合せ:九日連事務局 E-mail:kyunichiren1989@gmail.com
お申込み:https://kokucheese.com/event/index/567722/

■内容■
「漢字は難しい」という声をよく聞きます。
 特に初めて漢字に出合う非漢字圏学習者は、漢字の「形」「意味」「読み方」全てにおいて負担が大きく、習得も容易ではありません。
 そうした学習者に「漢字は面白い!」ということを伝えることができたら、学習者はもっと 漢字に興味を持ちながら楽しく学べるのではないでしょうか。
 今回のセミナーでは、 同じパーツや音の繋がりを利用して効率よく学ぶ『どんどんつながる漢字練習帳 初級』『中級』を使った実践例を紹介するとともに、学習者の視点に立った授業作りについて 具体的に考えていきたいと思います。

2019年6月18日火曜日

7月の例会のご案内

 今日はいつもに比べて、少し蒸し暑いですね。
 遅くなりましたが、7月の例会についてのご案内です。
 就学・進路相談会前の例会ということもあって、今回はともいき理事の村上さんに在留資格のお話をうかがいます。
 外国につながる子どもたちの高校進学、その後のキャリア形成に在留資格は大きく関わります。
 在留資格について基礎的なことをしっかりと理解し、相談会に臨めるようにと企画しました。

<7月の例会>
日時:2019年7月20日(土)14:00~17:00
場所:福岡大学文系センター棟14階学部共通室
内容:外国人の子ども・若者のキャリア形成と在留資格
話題提供者:村上由里さん(NPO法人ともに生きる街ふくおかの会 理事、特定行政書士
*資料準備のため、ご参加いただける方は事務局までご連絡いただけますと幸いです。
*お車でお越しの場合は、事前の入構手続きが必要です。
7月15日(月)までに、車種とナンバーを事務局までお知らせください

ともいき例会は非会員の方も自由に参加していただけます。
(非会員の方にはお茶菓子代カンパ200円をお願いしています。)
関心のある方はぜひご参加ください。

2019年6月17日月曜日

外国人の受入れ・共生のための教育推進検討チーム報告書

 久しぶりのアップです。
 文部科学省が、改正入管法や外国人材受入れ・共生のための総合的対応策を受け、外国人の受入れ・共生のための教育推進検討チームの報告書を発表しています。
 外国につながる子どもたちの教育の充実や外国人に対する日本語教育について発表していますので、是非ご覧ください。

文部科学省HP:外国人の受入れ・共生のための教育推進検討チーム報告書

2019年5月24日金曜日

高校入試特別措置の全国的状況

 ともいき例会のときに参加者には配布をしましたが、高校入試特別措置の状況についての調査結果が、下記リンク先にまとめられています。
 福岡については、当会の代表理事・吉谷が調査協力しています。

 中国帰国者支援交流センター「高校入試特別措置調査」

 それぞれの地域を比較しつつ、少しでも良い制度を検討するための資料として、教育委員会にも参照されるといいなと思っています。

2019年5月19日日曜日

2019年度第1回就学・進路相談会の多言語の案内をアップしました!

 続けてのアップです!
 今年は就学・進路相談会の多言語案内のデザインを一新しました!!!
 ともいきのロゴのデザイン、Facebookの背景デザインなどを担当してくれた古賀さんに、またまたお願いしました。
 古賀さん、本当に感謝です💓


教育に関して悩んでいらっしゃる外国にルーツを持つ子どもの保護者や学校の先生方など、情報を必要としている方に少しでも多く情報を届けられるよう、ご案内のご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

++++++第1回外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会++++++ 
日時:2019年8月25日(日)13:00~16:00
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
   (福岡市中央区今泉1-19-22 天神クラス4階)
費用:無料
(当事者は無料ですが、その他の方は資料代として500円のカンパをお願いいたします)
対応言語:日本語、中国語、英語、フィリピノ語、韓国・朝鮮語、スペイン語(追加しました!)
主催:NPO法人ともに生きる街ふくおかの会
共催:公益財団法人 福岡YWCA
後援:福岡市教育委員会(後援申請中)
問い合わせ先:NPO法人ともに生きる街ふくおかの会
Tel:090-5921-7798(吉谷)
E-mail:tomoikifukuoka●gmail.com
(●をアットマークに変えて、送信して下さい。)

※お問い合わせは、できるだけメールでお願いいたします。
※本会は当事者への相談を主目的としておりますので、調査研究ないしはそのための情報収集にお見えになる方はご遠慮ください。
※日本語の相談は、これまで行ってきた勉強会ではなく、外国につながる子どもの日本人保護者や支援者に対する具体的な相談になります。

☆リンクをクリックすると、各言語版の案内(PDF)をダウンロードできます!※終了いたしましたので、PDFは削除いたしました。
・日本語
・英語
・中国語
・フィリピノ語
・韓国・朝鮮語
・スペイン語(←7/25New!)


2019年度就学・進路相談会の日程です!

 昨日はともいきの例会がありましたが、多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!
 話のつきない、情報交換・つながりができたのではないかと思います。

 さて、2019年度の就学・進路相談会の日程が決まりました!
 福岡市も外国にルーツを持つ子どもたちが増加しています。
 相談会では高校進学に関する情報提供に力を入れていますが、それ以外にも、保育園の入園、小学校への就学、中学校での学習、キャリアを見通した相談など、さまざまな相談に対応しています。
 お近くに多言語での相談や情報提供を必要としている方がいらっしゃれば、是非ご案内をよろしくお願いいたします。案内チラシは別途アップします。
 また、準備や広報、当日のお手伝いなど、できる範囲でのみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

+++++福岡市での開催+++++
第1回 2019年8月25日(日)13:00~16:00
           福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
           福岡市中央区今泉1-19-22天神クラス4F

第2回 2019年10月27日(日)13:00~16:00
     福岡YWCA会館
     福岡市早良区城西1-5-43

2019年4月22日月曜日

セミナーのお知らせ

 インターアジアの中村さんより、下記の通り、セミナーのご案内をいただきました。
 要申し込みですので、案内をご確認の上、参加ご希望の方はお申し込みください。

(画像をクリックするとPDFをダウンロードできます)

~外国人介護人材受入に向けて~
日時:2019年5月26日(日)13:30~16:30
場所:電気ビル共創館(3階)
   福岡市中央区渡辺通2-1-82
参加費:3,000円
参加申し込み〆切:2019年4月30日
セミナー内容:
 開会挨拶 株式会社インターアジア社長 中村政弘
 第一部 基調講演 
  入管法改正と介護労働者について 福岡県行政書士会国際渉外部長 古城良
 第二部 講演
  介護職場における外国人との共生について考える 株式会社インターアジア社長 中村政弘
 第三部 外国人介護福祉士によるパネルディスカッション
  パネラー:則松フィデラ、張楊、森田ヴェロニカ 
  コーディネーター:中村政弘

※セミナーの参加については、PDFファイルをダウンロードし、必要事項を記入の上、記載されている申込先にFAXでお申し込みください。

2019年4月21日日曜日

本の紹介(2019.04その3:単行本)

 立て続けのアップです…
 大型連休のお供に、手にとってみてもよいかと思います。

安田浩一(2019)『団地と移民―課題最先端「空間」の闘い』角川書店

 安田浩一さんの外国人労働者や差別を扱った本は、とてもわかりやすくまとめられています(例えば、『学校では教えてくれない差別と排除の話』皓星社、2017年など)。『団地と移民』もそうで、読み進めながら、ともいきで関わりのある地域を念頭に「そうそう、その通り」と思うことばにたくさん出会います。
 少しご紹介します。

「本当の問題は、日本人も中国人も、互いの存在に無関心であることではないのか」(86頁)
「人種間というよりは、世代間のギャップなんですよ。高齢者ばかりの日本人と、働き盛りの中国人では、どうしたって交流の機会が少なくなる。接触がなければ相互理解だって進まない」(87頁)
「違いを理解したうえで、普通に付き合えばよいだけなんですよね。同じ地域でともに生きているのだという共通点こそ重要なのではないでしょうか。」(98頁)

 安田さんがインタビューした団地の人々のことばは、本当にその通りだなと思います。こうしたことを「当たり前」と思うことの感覚を研ぎ澄ませたいです。



内藤正典(2019)『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?』集英社

 4月1日のブログでもご紹介した内藤正典先生の本です。
 「外国人労働者」、「移民」、「難民」の違いをとてもわかりやすく説明されています。今の日本の状況を「60年前のドイツ」と表していますが、私もまったく同じ印象を持っています。
 ムスリム系の移民が増えることで日本でも起こりうることを、教育現場との関わりで言及されている箇所がありますが、福岡はもうすでに生じていて、ある意味柔軟に対応しているなと思いました。
 最後の「第8章 外国人と仲良くなろう」では、共生の難しさや同化主義も多文化主義も共生の唯一の正解にはならないとの指摘もあります。
 個人的には、同化主義でも多文化主義でもなく、ヨーロッパで実践を支える異文化間主義という考え方が、どのように日本で生かされるかを考えてみたいと思います。


 
 5月以降、なかなか本の紹介ブログが書けないと思いますので、みなさまからもお勧めの本があれば、是非ご紹介ください!

2019年4月20日土曜日

本の紹介(2019.04その2:新書)

 4月1日にアップした本の紹介でも書きましたが、外国人関係の本がたくさん出版されています。
 ブログの記事として「本の紹介その2」をする予定はなかったのですが、忘れてしまいそうなので、最近読んだ本をアップします。

望月優大(2019)『ふたつの日本―「移民国家」の建前と現実―』講談社現代新書

 この間の入管法改正の背景となる労働力不足を日本がどのように補おうとしているのか、技能実習、特定技能の在留資格をわかりやすく述べています。在留外国人の数に加え、「帰化者」や国際児、オーバーステイの人までカウントすると、約400万人超という数字を提示しています。この状況から「移民政策を取らない」と言い続けることができるのか?現実を捉える重要性を提起しています。また、「統合」について議論されないことの問題性も指摘されています。
 多様性を受け入れるならば、受け入れる社会もそのあり方を変えていかざるをえないということを真摯に受け止め、「ともに生きる」ことを考えていく必要があると強く感じます。



浅川晃広(2019)『知っておきたい入管法―増える外国人と共生できるか―』平凡社新書

 外国人がどういった滞在資格で日本に滞在しているのか、数ある滞在資格をわかりやすく解説しています。これまでのともいきの勉強会や相談であがってくる滞在資格のこともあり、そうだったな、と復習しながら読みました。
 ともいきに行政書士の方がいらっしゃるのは、強みだなとつくづく思います。



出井康博(2019)『移民クライシス―偽装留学生、奴隷労働の最前線―』角川新書

 この本はまだ読み進めている途中ですが、丹念な取材を基に書かれており、どんどん読めます。新聞奨学生については大学でも話題になったりしますが、留学生を対象とした新聞奨学金もあり、その実態はかなり厳しいものです。また日本語学校の問題(これは1月のシンポで田尻先生も簡単に触れていらっしゃったかと思います)なども描かれます。
 個人的には、(これまで読み終わった範囲では)『新移民時代』をなぜ西日本新聞が世に出せたか、というところが「なるほど」と思わされました。


2019年4月19日金曜日

外国人児童生徒受入れの手引きが改訂されました

 久しぶりのアップです。
 2011年に文部科学省は『外国人児童生徒受入れの手引き』を作成しました。
 その後、2014年に特別の教育課程の導入、2016年には教育機会確保法の成立、2017年には外国人児童生徒を担当する教員の確保のために教員定数に関わる義務標準法等の改正などが行われてきました。また、2017年に改訂された新学習指導要領では、日本語指導の必要な児童生徒に対する指導も示されています。
 また、2018年末に発表された「外国人材の受入れ・共生のための総合的対策」の「外国人児童生徒の教育等の充実」のなかで、『手引き』の改訂が挙げられていました。
 先日、改訂版の手引きが文部科学省のHPにアップされましたので、ここで共有しておきたいと思います。
 文部科学省HP「外国人児童生徒受入れの手引き」

 学校の先生方はもちろんですが、外国につながる子どもの教育支援に携わっている私たちが読んでも勉強になります。

2019年4月2日火曜日

5月の例会および総会のご案内

 4月に入り、桜🌸も咲き誇っていますが、少し肌寒い日々が続いていますね。
 みなさま、いかがお過ごしですか。

 5月の例会および総会のご案内です。
 5月の例会は、ネットワークづくりに重点を置いたものに取り組んでみようと思います。
 佐藤倫子さんにファシリテーターをお願いし、お互いの活動やこれからやりたいことなど、語り合ってみたいと思います。

<5月の例会>
日時:2019年5月18日(土)15:00~17:00(開始時間にご注意ください)
場所:福岡大学文系センター棟14階学部共通室
内容:最近、なにをしていますか?~お互いの取り組みを知り、ネットワークを作ろう~
ファシリテーター:佐藤倫子さん(福岡教育大学/西南学院大学非常勤講師、(一社)ママトコラボ理事)
*何かご自分の活動紹介ができるものがあれば、参考にお持ちください(一部で結構です)。
*資料準備のため、ご参加いただける方は事務局までご連絡いただけますと幸いです。
*お車でお越しの場合は、事前の入構手続きが必要です。
5月13日(月)までに、車種とナンバーを事務局までお知らせください


◎会員のみなさまへ!!!
<2018年度総会>
 例会の前に総会を行いますので、年会費を納入し、会員となっている方は奮ってご参加ください。
日時:2019年5月18日(土)14:00~15:00
場所:福岡大学文系センター棟14階学部共通室(例会会場と同じです。)
※2018年度年会費をお支払い済みの方は、5月15日(水)までに必ず出欠のご連絡をお願いします(総会成立に関わります)。
内容:2018年度事業報告、決算報告、2019年度事業予定、予算案ほか

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 今回の例会はネットワークづくりですので、普段は例会に参加されたことのない方も、まったく初めての方もどうぞお気軽にご参加ください。
 当日みなさまにお目にかかれるのを楽しみにしております♪

2019年4月1日月曜日

本の紹介(2019.04)

 とうとう4月になりました。
 新しいスタートを切っていらっしゃる方も、たくさんいらっしゃると思います。
 そして、とうとう改正入管法が施行されました。ワンストップセンターもどうなっていくのか、なかなか見えてこないところも多々ありますが、地域の実情に応じたセンターができればと思います。

 このところ、外国人関係は書籍がものすごい勢いで出版されています。集めてはいるものの、まだまだ全部は読めていませんので、つい最近読み終えた本の紹介です。

内藤正典・中田考(2019)『イスラムが効く!』ミシマ社
 イスラム地域研究の内藤先生とイスラム法学者の中田先生の対談形式で、さまざまなテーマを扱っています。これがものすごく読みやすく、またおもしろいです!
 「イン・シャー・アッラー」ということば、ムスリムの方とおつきあいがあると耳にしたことがあると思います。「アッラーが望みたもうならば」と頭では分かっていますが、深い理解になると、どちらかというと日本人(非ムスリム)の人がしている理解を自分もしがちだな、と反省させられました。
 個人的には、「イン・シャー・アッラー」の説明がある第1章「イスラムが人生に効く」、第3章「男女のことを「イスラム」で見ると」、第8章「イスラムから世界平和を考える」がとても興味深かったです。


 
 あわせて、こちらの本↓も是非!

内藤正典(2016)『となりのイスラム―世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代』ミシマ社
 ともいきブログで紹介しようと思っていましたが、しそびれていたので…。
 非常にわかりやすく、イスラムについて説明がなされています。なかでも、第4章「となりのイスラム教徒と共に」と第6章「日本人が気になる12の疑問」などは、「確かに疑問だな~」と思うことに、わかりやすく答えてくれています。
 これを機に是非!


 内容とはまったく関係がありませんが、この2冊を出しているミシマ社の装丁があたたかくて、個人的に好きです。(本当に個人的ですみません…💦💦)
 『イスラムが効く!』のカバーのイラストは、本当にご本人を彷彿させるものです。

2019年3月30日土曜日

フレンズ通信!

 今日は香椎浜校区の「ふれあい灯明さくらまつり」でした。
 夕方から少し冷え込み、風も少し強かったのですが、満開の桜と灯明の明かり、街灯に切り絵を貼った明かりがとても美しかったです!大勢の方で賑わっていました。
(公民館のちょうど前の通りに飾られていました!)

 そこで、防災会議でご一緒した香椎浜小学校フレンズ委員会の方とお会いしました。
 フレンズ委員会の通信で、避難所へ行こうPart2のことを書いてくださったそうです。
 内容は、yorutomoブログにアップされています!是非、ご覧ください♪
 →yorutomoブログ フレンズ通信

 

2019年3月29日金曜日

よるとも会のご案内(学習者向け英語版)

 続けてのアップになります。
 よるとも会の学習者向け案内(英語版)を古賀さんが作成してくれました!
 お近くに日本語教室を探している方がいらしたら、是非ご案内ください。
(画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。)

 今回は英語版のご案内ですが、中国語版も作りたいね、と相談中です。
 できたらまたアップしたいと思います☆

 学習者もですが、スタッフもいつでも大歓迎です。
 yorutomoブログのチェックもお忘れなく♪

避難所へ行こうPart2のすてきな報告

 先日、香椎浜校区人権尊重推進協議会の広報誌「浜ちどり」をいただきました。
 3月3日に行った「避難所へ行こうPart2」の報告が、すてきなことばで綴られています。
(画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。)

  せっかくなので、そのまま引用します。
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平成30年度国際親善交流会 避難所へ行こうパート2

 13回目を迎えた今年度の国際親善交流会は、場所を香椎浜小学校体育館に移して、午前11時から開催されました。タイトルの「避難所へ行こう パート2」からお分かりのように、例年の国際親善交流会に避難訓練を組み込んだ構成になっていました。避難訓練は、昨年9月2日に行われた防災訓練での手順の確認と、福祉避難室として使用する教室を見学するためにプログラムされました。企画の斬新さと宣伝の効果で、今にも降り出しそうな天気にもかかわらず、午前10時ころから、参加される方々が集まりはじめました。受付を済ませ、避難者カードに記入してから、それぞれの自治会ブロックに案内され、開会までに、215人の多文化共生圏ができあがっていました。 

 開会のあいさつに続いて、今やすっかりおなじみの吉谷先生の講演がありました。今回は「違い」に関するお話で、「違い」は言葉や信仰や生きてきた環境によって発生してきます。この違いに気付き理解するには、会話をすることがとても大切だということでした。吉谷先生が15分という短い時間の中で、「違い」について分かりやすく話してくださった後、いよいよ「福祉避難室見学ツアー」の時間になりました。八つの自治会ブロックが三班に分けられ、それぞれ案内役に引率されて体育館を出発しました。避難室に指定された教室のドアの上には、「災害時福祉避難室」の表示板が掲げられ、「哺乳瓶を持つ赤ちゃん」「鍋とやかん」「救急箱」などのイラストが描かれていました。見学者のみなさんは、表示板を見上げたり、部屋の中を覗いたりと興味津々な様子でした。

 30分の見学ツアーを終えて体育館に戻ると、おいしそうな匂いが満ち溢れていました。国際親善交流会の名物、お待ちかねの「もぐもぐタイム」の時間になりました。今回のテーマは大鍋3種試食会で、インドネシアのビリヤニ(箱崎にある福岡マスジトで調理されたもの)、中国のトマトと卵の香りスープ、日本のおでんとちらし寿司で、全てハラール食品を使用して調理されていました。「ハラール」とは、イスラム法に合法であるということだそうです。おそらく初めて口にされた方が多かったのではないでしょうか。でも、みなさん何の抵抗もなく、おいしそうに食べていました。食材や調理方法が違っても、おいしいものはおいしいのです。「違いがあるから楽しい」とおっしゃった吉谷先生のお話は、こういうことなのかなと思いました。

 フォークダンスこそありませんでしたが、みなさんは十分楽しんでいるようでした。特に好評だったのは、避難施設の見学ツアーで、「避難者のために避難室が実際に準備されていることが分かって、とても安心しました」という感想を、何人もの方々から聞きました。また、お手伝いで参加してくださったボランティアの方々からも、「とても楽しくて、次回も是非声をかけてください」と、ありがたい言葉をいただきました。最後に、今年も「思いやりの木」に沢山の花が咲いたことをお伝えします。ご来場された方、スタッフ、ボランティアの方々、本当にありがとうございました。

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 PDFには当日の様子の写真も入っているので、是非そちらもご覧ください!
 すてきなことばでまとめてくださった「ゆ・に」さん、ありがとうございました!!!

2019年3月21日木曜日

ともいきのロゴ×Facebookはじめました!!!

 情報発信をもっと進めたいね、という話から、ともいきのFacebookページを作成しました。ブログでご紹介している内容を随時Facebookでも発信します!
 Facebookページを作成するにあたり、ともいきのロゴがほしいね、ということで、会員の古賀さんに作成を依頼しました。

 カラフルでやさしいともいきのロゴの誕生です!
 
「いろいろな形で多文化共生に取り組む人や団体が芽を出し、成長していく中で、ともいきは栄養を与えてくれるような存在だから。」

 そうした思いでデザインしてくださった古賀さんに、大きな感謝を!
(文字のフォントも、葉っぱのデザインもすべて古賀さんオリジナルです!!)
 多文化の人々が、そしてかれらとともに生きる私たちがもたらす多様性が肯定的に認められるカラフルな社会になれば、という思いが伝わります!

 ともいきFacebookはブログの右にある「ともいきFacebook」のロゴをリンクすると閲覧できます♪

2019年3月18日月曜日

東区多文化共生のまちづくり講座、終了しました!

 3月16日(土)に、東区生涯学習推進課が主催する多文化共生のまちづくり講座(第2回)が無事に終了しました!
 オーガナイズしてくださった生涯学習推進課のみなさん、登壇してくださった香椎浜公民館の宮嵜主事、香椎浜校区からの応援団のみなさん、そして参加してくださったみなさん、ありがとうございました!!!
 第2回、前半部は香椎浜公民館の国際親善交流会の取り組みを中心にご紹介しました。
 後半はグループワークをして、参加者ご自身の地域における生活課題を挙げていただき、それを整理し、どのような人や組織・団体、行政サービスとつながれば、課題解決の一歩を踏み出せるか、考えました。
 グループワークの内容はポスター発表形式でみなさんと共有しました。いろいろなグループを見て回ったり、一つのグループで聞き入ったり、話が盛り上がっていたりと、参加者のみなさんがわきあいあいと意見交流をされていました。


 最後、伊藤がグループワークで共通して出ていたこと、大切だなと思ったことを簡単にまとめました。
 「説明したのに。多言語のパンフレットを渡したのに…伝わらない。」
 こうしたことは往々にして起きますが、そこには私たちの考える「伝わるであろう」という伝え方が前提になっています。「伝わっていないのでは?」と立ち止まって考えてみることも必要ですよね。
 制度やシステム、表現の仕方が違えば、その違いから説明しないと伝わらないことは多々あります。なぜ伝わらないんだろう?相手の生活してきた社会のあり方や文化と何が違うから、伝わらないんだろう?と考えるために、相手の話にしっかりと耳を傾けてみると、伝える糸口を見つけることができたり、相手のことを少しずつ分かってきたりします。
 多文化共生。
 一言で言うと簡単ですが、多文化住民に日本の文化や社会を分かってもらう、逆に私たちが相手のことを受け入れようと努力する、その双方があって、一歩一歩、進むものだと思います。
 講座の最後に、吉谷代表理事から「生活するということを考えると、<おもてなし>から<おもいやり>に変わるといいですね」とお話しし、今回の講座を締めくくりました。
 
 今回、初めて東区生涯学習推進課のみなさんとご一緒させていただき、とても良い機会をいただきました。
 こうした講座が着実に積み重ねられていくといいなと思います!

2019年3月16日土曜日

本の紹介(2019.03)

 久しぶりに本の紹介です。
 今回は子ども向け(小学生から中高生)のものですが、大人が読んでももちろん面白いものです。

スペンドリニ・カクチ(2017)『私、日本に住んでいます』岩波ジュニア新書
 スリランカ出身の著者が、日本に暮らす外国につながる人々にインタビューしたものをまとめたものです。12本のインタビューの中には、子ども時代を語っていたり、自分のルーツをどう大切に思い、そして日本のことをどう捉えているか、といった語りも出てきます。難民問題は遠くに感じるかもしれませんが、難民として日本で生きる人の声も載っています。
 1本1本が短く、読みやすくまとめられているので、是非手に取ってみてください。



瀧井宏臣(2018)『モスクへおいでよ』小峰書店
 東京ジャーミーをご存じですか。東京に古くからあるモスクです。その広報を担当する日本人ムスリム下山茂さんへのインタビューをもとに書かれたものです。
 下山さんがなぜムスリムになったのか、ジャーナリストとしての経験なども交え、イスラームについてわかりやすく解説されています。
 これもあっという間に読めるので、是非!



今泉みね子(2018)『ようこそ、難民!―100万人の難民がやってきたドイツで起こったこと』合同出版
 多くの難民を受け入れるヨーロッパの国ドイツ。難民の子どもと出会った男の子マックスが、彼の生活のなかで難民のこと、戦争のこと、家族の歴史、難民家族と知り合う一般家庭の様子を描いていきます。
 物語ではありますが、実際にドイツで一般に起きていることをとてもわかりやすく描いているものです。受け入れた難民の数、難民を受け入れた事実はメディアで知ることができますが、ではそうした難民受け入れに市民がどう向き合ったのか、ドイツ在住の著者だからこそ、市民の視点から伝えています。



マイケル・ローゼン、アンネマリー・ヤング著、小島亜佳莉訳(2018)『移民や難民ってだれのこと?』(国際化時代に生きるためのQ&A ①)創元社
 イギリスに暮らす著者たちが、子ども向けにわかりやすく移民や難民について説明したものです。リアルタイムの難民の話もそうですが、第二次世界大戦時のユダヤ人迫害や黒人差別の歴史、戦後の移民労働者の話なども含まれています。
 今暮らしている国、自分のルーツがある国、そしてそれらの文化やことばをどう捉えているのか、といったことも述べられています。
 短い人物紹介も多々含まれています。たとえば、トルコにルーツを持つメスト・エジル選手(ドイツ)、ソマリア出身の長距離陸上選手モハメド・ファラー選手(イギリス)など、スポーツが好きな方ならご存じの選手も出てきます。
 ヨーロッパの移民・難民に関心がある方は是非読んでみてください。



 今日は東区の多文化共生のまちづくり講座2回目です!
 そして、明日は3月の例会と続きます。
 これらの本、明日の例会でも紹介したいと思っています!

2019年3月6日水曜日

笑顔がすてきな香椎浜防災でした!

 ご報告が遅くなりましたが、無事に香椎浜校区・避難所へ行こうPart2(国際親善交流会)が3月3日に終了しました。
 ともいきのメンバーつながりで、たくさんの方に当日の運営に関わる部分を支えていただきました!ありがとうございました!!!



 炊き出しの食事は、すべてハラールで作られたものでした。どのお食事も美味しくて!
 当日は天気も若干悪く、参加者の足が遠のくのでは?と心配されましたが、大勢の方が集まりました。避難所ツアーも、実際に災害が起きたときに福祉避難室となる部屋を回り、みなさん興味津々でした。

 目には見えないけれども配慮があると嬉しい人、少し静かにほっとしたい人、お祈りをしたい人、LGBTの人など、さまざまに配慮があると嬉しい方が使える「おもいやりの部屋」の表示です。
 普段はよるとも会が使わせていただいている部屋ですが、普段から多様な背景を持った人々が集まり、つながる部屋が、避難所になったときにこのように使わせてもらえると思うと、嬉しい限りです!

 その他、当日の様子などはよるとも会のブログでも見られます!
 是非是非、チェックしてみてくださいね♪

 当日ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!!
 ともいき、よるとものつながりの底力を感じ、そして脱帽した一日でした!!!


2019年2月15日金曜日

国際親善交流会~香椎浜避難・避難所へ行こうPart2~

 7月のプレ学習会、9月の「避難所へ行こう」以来、香椎浜公民館では防災マップ・パネル制作会議を行ってきました。そして、3月3日にはそのお披露目もかねて、国際親善交流会「避難所へ行こうPart2」を行います!


(画像をクリックすると案内をPDFでダウンロードできます。)

 国際親善交流会では、ここ2年、香椎浜「おもいやりの木」を作成してきましたが、避難所に関しても香椎浜らしい「おもいやりの部屋」が設置されたりします。
 そこで、「避難所へ行こうPart2」では、「おもいやりボランティア」を募集します!

①中国語や英語が「少し」(完璧でなくていいので、本当に「少し」で大丈夫です!)分かるので、香椎浜地域の中国語や英語が必要な方と一緒に交流会に参加したい方。
②外国語は難しいから、「やさしい日本語」でお手伝いしたい方。
③子どもたちの見守りをしてくださる方。
④それ以外、必要なことはなんでも!という方。(←むちゃぶり??)

 日本語がバリアになりそうな人や運営でばたばたする人を「おもいやり」で支えたい!という人、歓迎です!!!
 ともいき事務局(tomoikifukuoka●gmail.com)までお知らせください♪
 (●をアットマークに変えて、メールを送信ください。)

2019年2月14日木曜日

福岡市市政だより(東区版)のご紹介

 あっというまに2月も半ばになりますね。
 2019年2月15日号の福岡市市政だより(東区版)に、香椎浜公民館の取り組みが紹介されました。国際親善交流会、多文化のまちづくり講座と、ともいきが長年関わっているものになります。
 また、当会代表理事が講師を務める、東区の多文化共生のまちづくり講座のご案内も出ています。東区以外の方も是非ご覧ください!

市政だより(東区版)のPDFはこちらから入手できます。
福岡市東区ふくおか市政だより東区版2019年2月15日号

2019年2月1日金曜日

東区・多文化共生のまちづくり講座のご案内

 香椎浜公民館で多文化共生のまちづくり講座を昨年度から行ってきましたが、そこに東区役所生涯学習推進課の方も参加されています。
 今回、生涯学習推進課の方からお話をお聞きし、ともいきが協力をして、東区役所生涯学習推進課主催の多文化共生のまちづくり講座を行うことになりました。
 ご都合の付く方は、是非、ご参加ください!

(画像をクリックすると、PDFでチラシをダウンロードできます。)

多文化共生のまちづくり講座
~身近にいる「外国人」を理解しよう~

第1回 2月23日(土)10:00~13:00
 講師 吉谷武志さん
第2回 3月16日(土)14:00~16:00
 講師 吉谷武志さん ゲスト 宮嵜祐子さん(香椎浜公民館主事)

場所:なみきスクエア2階第1会議室(福岡市東区千早4丁目21-45)
定員:50名
申込方法:①氏名、②電話番号、③参加回(両回可)を明記の上、電話、メール、またはFaxにて、下記問合せ先までご連絡ください(受講料無料)。
※人数超過により、受講できない方のみ担当部署からご連絡がいくそうです。
問合せ先:東区役所生涯学習推進課「多文化共生のまちづくり講座」係(担当:井口・柴田)
Tel:092-645-1144、Fax:092-645-1042
E-Mail:h-gakushu●city.fukuoka.lg.jp
(●をアットマークに変えてください)

☆チラシをご確認の上、お申し込みください。

2019年1月30日水曜日

FUKU-NET一般公開講座「ここが知りたい 出入国管理法」のお知らせ

 福岡よかトピア国際交流財団より、FUKU-NETの一般公開講座のご案内がありました。
 福岡県行政書士会国際渉外部部長であり、当会の理事でもある古城さんがお話になります。
 一般市民参加枠は25名だそうです。詳しくは、下記の案内チラシ及び福岡よかトピア国際交流財団のHPを確認の上、参加ご希望の方はお申し込みください。

(画像をクリックすると、案内をPDFでダウンロードできます。)

日時:2019年2月12日(火)14:00~16:00
会場:福岡市国際会館4階大会議室
申し込み方法:ファックスまたはメールに、指名、連絡先(電話、メールアドレス)を書いて、下記申込先にお申し込みください。定員を超えた場合のみ、ご連絡を差し上げる装です。
申込先:福岡国際関係団体連絡会(FUKU-NET)事務局(担当:石隈さん)
 (公財)福岡よかトピア国際交流財団内
TEL:092-262-1724、Fax:092-262-2700
E-Mail:fuku-net●fcif.or.jp
(●をアットマークに変えてください。)
一般公開講座のご案内はこちらから


2019年1月28日月曜日

日本語ボランティア講座<一般公開講座>のお知らせ

<2019年2月4日事務局追記> 
※下記の一般公開講座については、2月2日(土)の段階で定員に達したそうです。

 珍しく、続けてのブログのアップです。

 当会の代表理事吉谷が、福岡よかトピア国際交流財団主催のボランティア養成講座の一環で、「日本語ボランティアの果たす役割」と題し、2月24日(日)に講演を行います。

(チラシの写真をクリックすると、PDFがダウンロードできます。)

 一般公開の講座ですが、定員40名(先着順)です。参加希望の方は、必ずお申し込みください。※申し込みは2月1日よりお願いします。
 二部構成で、一部は講演、二部は地域日本語教室の紹介があります。香椎浜小学校親子日本語教室よるとも会も参加します!

日時:2019年2月24日(日)13:00~16:00
場所:アクロス福岡2階セミナー室2
 福岡市中央区天神1-1-1
対象者:日本語ボランティアに感心がある方ならどなたもOK
受講料:無料
定 員:40名(先着順)
申し込み方法:参加希望者は「氏名・電話番号・メールアドレス」を、下記申し込み・問合せ先までFaxまたはメールでご連絡ください。
①1月4日から受け付けていた先着20名分は締め切りました。
②2月1日から、残り20名分の申し込みを受け付けます。
主催/申し込み・問合せ先:(公財)福岡よかトピア国際交流財団 総務課
  Tel:092-262-1724 Fax:092-262-2700
  E-Mail:nihongo●fcif.or.jp (●をアットマークに変えてください)

詳しくは、福岡よかトピア国際交流財団のHPをご覧ください。
平成30年度 日本語ボランティア養成講座 特別編<一般公開講座>





 

2019年1月27日日曜日

3月の例会のご案内

 この週末は寒い週末でしたね。
 昨日は久しぶりに雪の舞うなか、外にいました…⛄

 1月のシンポジウムが終わりほっとしたのもつかの間、次は3月の例会です。
 昨年9月に例会でお話くださったインターアジアの中村さんより、則松フィデラさん(フィリピン人介護士)を紹介していただきました。則松さんを囲んで、お話を伺いたいと思います。

<3月の例会>
日時:2019年3月17日(日)14:00~17:00
場所:福岡大学文系センター棟14階学部共通室
内容1:日本での暮らし、介護士としての仕事について
 話題提供:則松フィデラさん
内容2:2018年度多文化のまちづくり講座(防災会議@香椎浜公民館)を終えて
 報告:事務局
内容3:情報交換

資料の準備もございますので、ご参加いただける方はご連絡いただけますと幸いです。
※お車でお越しの場合は、入構手続きが必要です。
3月11日(月)までに車種とナンバーを事務局までご連絡ください

連絡先:「ともに生きる街ふくおかの会」事務局メール
     tomoikifukuoka●gmail.com(●をアットマークに変えてお送りください)

2019年1月23日水曜日

本の紹介(2019.01)

 今月はシンポジウムのご報告しかアップできていないので、今日は本の紹介です!

ユペチカ、西森マリー監修『サトコとナダ』第4巻、星海社コミックス
 以前に、例会でもご紹介した本(漫画)です。
 ムスリム女性と日本人女性が主人公ですが、とてもわかりやすくムスリム女性のあり方の一つを説明しており、共感しながら、そして、そうなんだ~と新たな発見もありながら読み進められる本です。これが最終巻!終わってしまうのが名残惜しいと感じます!
 私たちがムスリムのことを理解する大きな手がかりを与えてくれた本だと思います。



椿原敦子・黒田賢治(2018)「『サトコとナダ』から考えるイスラム入門ームスリムの生活・文化・歴史ー」星海社新書
 『サトコとナダ』を入り口にしつつ、イスラームについてとてもわかりやすく説明されていて、かつ「ともに生きる」ということを私たちNPOのメンバーが考えているまさにその通り!と思えるような記述もあります。以下、引用します。

 「付き合いやすいか、そうでないかの尺度は、結局は自分の価値観でしかないと思います。自分たちの価値観を押しつけることは傲慢ですが、反対に相手の価値観をそのまま受け入れることもできません。だからこそ、お互いが自分の価値観を相対化させてみる作業は大切なことだと思います。」(149ページ)

 「近年、『多文化共生』という言葉をよく耳にしますが、自分とは違う人とつきあっていくときにより重要なのは、お互いにできることとできないことを説明し、納得しあうことではないでしょうか。」(189ページ)

 ともいきとして活動する中で、もっと言えば私個人(事務局・伊藤)が日常的に考え、外国につながる人々のことをお話しする機会に伝えたいなと思っているエッセンスが、この本の中でも示されており、非常に共感しながら読めました。
 あっという間に読める新書ですので、是非、お手にとってみてください。

2019年1月14日月曜日

シンポジウムが終了しました!

 新年1回目のブログのアップです。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 1月12日(土)のシンポジウムは、盛会のうちに終了しました。
 当日は、会場の収容人数の関係からお断りしなくてはならないほどのお申し込みもあり、登壇者、スタッフを含め、総勢79名の参加者となりました。
 第一部の基調講演では、田尻英三さん(龍谷大学名誉教授)が堅くなりがちな政策文書の分析をユーモアも交えながら、熱のこもったお話をしていただきました。きちんと多角的に資料を丁寧に分析する必要性と日本語教育に関わってきちんと声をあげていくことの重要性、多様な人とつながっていくことが可能性を切り開くことなどが強調されたかと思います。



 第二部のパネルトークでは、ともいきの活動紹介を兼ねつつ、就学・進路相談会、滞在資格関係、香椎浜公民館における異文化間交流など、具体的な取り組みの話題提供から、ディスカッションを行いました。


 時折笑いあり、それでも情報量満載の、そしてそれぞれが足下から「ともに生きる」ということを考え、一歩を踏み出そうという思いを抱けるような、基調講演とパネルトークだったかと思います。
 感想には、そうした前向きなコメントも多々寄せられ、さらにはともいきの活動に関心を持っていただき、定例会やイベントの案内を受領したいという声も寄せられました。また、終了後にはご自身の専門性をともいきの活動に生かしたいとおっしゃってくださる方もいらっしゃいました。事務局としては大変嬉しい限りです!

 NPO法人になって初めてのシンポジウム企画でしたが、多くの方にともいきの活動を紹介し、関心を持っていただける機会になったかと思います。今後もこうした活動も企画しようと思います!