NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: 7月 2020

2020年7月19日日曜日

7月の例会で共有したオススメ・その3(多様なメディア)

 整理しきれずに、以下のものをアップし忘れていたので、ご紹介します。

LOVE FM
多言語で発信されています。

ASEAN各国の国立美術館アーカイブス
美術館の作品など、Web上で鑑賞できます。

Covid-19の影響で、世界各地の博物館・美術館が同様にオンラインでの発信に力を入れています。
気になる博物館・美術館にアクセスしてみると、以外とWebで鑑賞できるものが増えているかもしれません。

7月例会で共有しそびれたオススメ(映画・本)

 例会をオーガナイズしている間、事務局伊藤は自分がオススメをご紹介することができなかったのですが、Black lives matter関係でご紹介です。

スパイク・リー監督の映画は面白いと思います。

スパイク・リー監督(1989)「Do the right things」(配給UIP、日本上映1990年)
字幕のない予告編ですが、Amazon Primeの方は無料で映画が見られます。



スパイク・リー監督(2018)「ブラック・クランズマン」(配給パルコ、日本上映2019年)
こちらもAmazon Primeの方は無料で視聴できます。



数年前の映画ですが、こちらもオススメです。
ラウル・ペック監督(2016)「私はあなたのニグロではない」(配給マジックアワー、日本上映2018年)



7月にKBCシネマで上映されていた映画です。
ガイ・ナティーヴ監督(2019)「Skin」(配給コピアポア・フィルム、日本上映2020年)


短編が話題を呼び、本作の製作につながったとのことです。
是非、短編と一緒にご覧になるといいと思います。

また併せて、以下の本に目を通すと理解も深まると思います。

渡辺靖(2020)『白人ナショナリズムーアメリカを揺るがす「文化的反動」ー』中公新書



事務局のアンテナに引っかかったものをご紹介しましたが、このほかにも必読・必見というものがあると思います。
是非是非お知らせ下さい♪

7月例会で共有したオススメ・その2(映像・映画)

先ほどのアップに引き続き、例会で共有された映像や映画に関するオススメです。

~自粛期間に見つけたオススメ(映像・映画)~

竹内亮監督(2020)「好久不見、武漢(お久しぶりです、武漢)」



佐々木美佳監督(2020)「タゴールソングス」



Netflix「サバイバー宿命の大統領」



マルコ・クロイツバイントナー監督(2019)「コリーニ事件」(配給クロックワークス、2020年日本上映)



この映画は原作があります。本屋大賞などでも話題になりました。

フェルディナント・フォン・シーラッハ、酒寄進一訳(2017)『コリーニ事件』創元推理文庫




ゼーンケ・ヴォルトマン監督(2018)「お名前はアドルフ?」(配給Cetera International、2020年日本上映)

7月例会で共有したオススメ・その1(本)

 7月18日(土)にオンライン例会をしました。
 総会はオンラインで開催しましたが、オンラインでの例会開催は初めてです。
 Zoomに入っていただくのに、最初はドタバタしましたが💦(すみません…)、なんとか例会を行うことができました。今回はそこで挙がったオススメ情報です。

~自粛期間に見つけたオススメ・本の紹介

東山彰良(2017)『流』講談社文庫



今井むつみ(2020)『親子で育てるこどばの力と思考力』筑摩書房



広瀬浩二郎(2017)『目に見えない世界を歩く』平凡社新書



多和田葉子(2018)『地球にちりばめられて』講談社
多和田葉子(2020)『星に仄めかされて』講談社



ティムール・ヴェルメシュ、森内薫訳(2020)『空腹ネズミと満腹ネズミ 上・下』河出書房新社



ベルンハルト・シュリンク、松永美穂訳(2020)『オルガ』新潮クレストブックス



後半5冊は、ドイツびいきの事務局伊藤よりオススメです。
多和田葉子さんの作品は三部作のうちの2冊です。
ことばや国境を越え、著者らしい言葉遊びも混じりながらの作品です。
『空腹ネズミと満腹ネズミ』は難民がテーマの小説です。
著者は『帰ってきたヒトラー』(←これも面白い!映画化されました)で注目された方です。
『オルガ』は第1次世界大戦から現代まで、翻弄された女性を描いています。
著者は『朗読者』(映画化されましたが、映画のタイトルは「愛を読む人」)で世界的に名を知らしめた方です。

どの書籍も面白そうなものですので、お時間のあるときに是非!

2020年7月6日月曜日

文科省「外国人の子供の就学の促進及び就学状況の把握等に関する指針の策定について」(通知)

 九州各地で豪雨が続いていますが、みなさんがお住まいの地域は大丈夫でしょうか。

 さて、2020年7月1日付けで文科省より「外国人の子供の就学の促進及び就学状況の把握等に関する指針の策定について」(通知)が出されました。
 外国人児童生徒等に関する研修の機会の設定や小中高などの連携などにも言及がなされています。ともいきの活動との関わりで言えば、「(6)高等学校等への進学の促進」のなかで進路ガイダンスについて言及されています。以下、抜粋です。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
(6)高等学校等への進学の促進
 外国人の子供が社会で自立していくためには、高等学校等において適切な教育を受けることが重要である。このため、高等学校等への進学を促進する観点から、教育委員会において以下の取組が求められる。
中学校等において、在籍する外国人の子供やその保護者に対し、早い時期から進路ガイダンスや進路相談等の取組を実施すること。
公立高等学校入学者選抜において、外国人生徒を対象とした特別定員枠の設定や受検に際しての配慮(試験教科の軽減、問題文の漢字へのルビ振り等)等の取組を推進すること
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 ボランティアベースで行われてきた就学・進路ガイダンスが、ここで言及されているように教育委員会主催による実施へと前進することを切に願います。

 サイトには通知の他、参考資料等が一覧になっています。ぜひご覧下さい。

文部科学省HP
「外国人の子供の就学の促進及び就学状況の把握等に関する指針の策定について」(通知)