NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: 2018

2018年12月29日土曜日

西日本新聞「新 移民時代」にシンポの案内がアップされました!

 いよいよ年末になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 2019年1月12日(土)に開催するシンポジウムについて、西日本新聞の「新 移民時代」特設ページに告知記事がアップされました。

 西日本新聞「新 移民時代」特設ページ
「市民としての外国人受け入れテーマにシンポ」
https://www.nishinippon.co.jp/feature/new_immigration_age/article/476260/

※今回のシンポジウムについては会場の関係から、要申し込みとしております。
 お申し込みがまだの方は、下記申し込みのリンク先からお申し込みください!

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シンポジウム
外国人としての市民をどう受け入れ、支えていくのか
〜ともに生きる街をつくるために〜

日時:2019年1月12日(土)13:00~16:00
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
    福岡市中央区今泉1-19-22 天神クラス4階
定員:70名(要申込)
参加費:500円(資料代として)
    ※NPO法人ともに生きる街ふくおかの会2018年度年会費納入済みの方は無料
主催:NPO法人ともに生きる街ふくおかの会
申込先:「こくちーず」の下記リンク先より申し込みください。
    ※メールでの申込は受け付けておりませんのでご注意ください。
「市民としての外国人をどう受け入れ、支えていくのか」
https://kokucheese.com/event/index/540377/
問合先:NPO法人ともに生きる街ふくおかの会
E-Mail:tomoikifukuoka●gmail.com
(●をアットマークに変えてお送りください。)


2018年12月14日金曜日

「やさしい日本語」でニュース発信:西日本新聞「新 移民時代」特設ページ

 『新 移民時代―外国人労働者と共に生きる社会へ』に取り組んだ西日本新聞が、ニュースを「やさしい日本語」で配信する取り組みを始めています。
 AIによる機械翻訳や、「やさしい日本語」を勉強中の記者の方による翻訳のほか、日本語教師の方や教師志望の方、定住外国人支援に取り組む方など幅広い協力を募り、記事をやさしい日本語で配信しようとするものです。

「新 移民時代」の特設ページに掲載するすべての記事の下に「翻訳欄」(500字以内)が設定されており、協力される方が自由に「やさしい日本語」にして投稿できるシステムです。
 投稿者はニックネームで構いません。内容は不適切な表現がないか確認された上で、アップされるとのことです。

 「やさしい日本語」への翻訳の成果は、「やさしい日本語」の研究やAIによる機械翻訳システムの精度向上へ活用されるほか、西日本新聞社の「やさしい日本語」の専用アプリなどに活用され、日本語を十分に理解されない方にも情報が届くことを目指すとのことです。

 西日本新聞の連載記事も読めますので、やさしい日本語に興味がある方も、自分にはまだ難しいかなと思う方も、まずは一度、特設ページをご覧ください。
 また、西日本新聞移民チームのこれまでの成果も是非ご覧ください。

2018年12月9日日曜日

1月シンポジウムの参考資料、必読です!

 この週末はずいぶんと寒く、本格的な冬の到来を感じさせますね。
 来年1月のシンポジウムの準備を進めているところですが、基調講演の田尻先生の論考を紹介します。
 事前に目を通しておくと、かなり充実したシンポジウムになるのではないかと思います!

 以下、田尻先生が『龍谷大学グローバル教育推進センター研究年報』に著した論考です(タイトルをクリックすると龍谷大学図書館リポジトリにリンクが飛びます。そこで本文をPDFで入手可です)。

田尻英三(2018)「2017年度の日本語教育施策」『龍谷大学グローバル教育推進センター研究年報』第27号、3-20頁

田尻英三(2017)「外国人労働者の受け入れと2016年度の日本語教育施策」『龍谷大学グローバル教育推進センター研究年報』第26号、3-19頁

田尻英三(2016)「『特別の教育課程』及び2015年度の日本語教育施策」『龍谷大学グローバル教育推進センター研究年報』第25号、3-16頁

 当ブログの本の紹介(2018.11)でも紹介した編著を、再びアップします。

田尻英三編著(2017)『外国人労働者受け入れと日本語教育』ひつじ書房
 1月のシンポジウムで基調講演をしてくださる田尻先生の編著です。
 広く外国人受け入れ施策のフォローや、日本語学校、技能実習生、介護、外国にルーツを持つ子どもなどについても、各論で触れられています。
 1月のシンポジウムの前に、是非ご一読を!

 また、ひつじ書房のWebマガジンで連載されている「未草」も是非ご一読ください。
 非常に的を射た指摘をさまざまな情報を根拠に述べられています。

ひつじ書房Webマガジン「未草」
外国人労働者の受け入れに日本語教育は何ができるか
http://www.hituzi.co.jp/hituzigusa/category/rensai/ukeire/

☆準備は大変ですが、1月のシンポジウムが楽しみです♪
多くの方のご参加をお待ちしております。
1月のシンポジウム詳細については、こちらをご覧ください!

2018年12月3日月曜日

多文化共生のまちづくり講座(第2回)のご案内

 いよいよ12月ですね。年末に向け、ますます慌ただしくなっていくことと思います。

 今日は、香椎浜講座で行っている多文化共生のまちづくり講座(第2回)のご案内です。
 
 11月に実施した第1回では、当団体の代表理事の吉谷が「多文化共生ってどんなこと?~地域の異文化間交流の意義~」と題し、お話をしました。
 多文化共生で思いつくことを考える簡単なグループワークをしたり、地域菜園の管理をされている方からのお話を聞いたり、地域でどう交流をしていけばいいのか、という点も考えました。香椎浜らしい「歩み寄り」の声も聞こえました。

 第2回は「暮らしで困るってどんなこと?」をテーマに在留資格に関わるお話を伺います。

多文化共生のまちづくり講座(第2回)
テーマ:暮らしで困るってどんなこと?
~外国籍の人が日本で生活する上で欠かせない在留資格(ビザ)ってなんだろう?~
日時:2018年12月16日(日)10:00~12:00
場所:香椎浜公民館(福岡市東区香椎浜2丁目4-31)
※駐車スペースが限られますので、お車でお越しの方は近隣の駐車場をご利用ください。

☆資料準備の関係がありますので、参加希望の方は事前に事務局までご連絡ください。
事務局E-Mail:tomoikifukuoka●gmail.com



2018年12月1日土曜日

経団連の外国人材受入れに関する提言

 外国人集住都市会議の意見書に続いてのアップです。
 外国人材受入れの議論に関わり、経団連は10月に政策提言を行っています。
 外国人材受入れの政府の議論と関連し、技能実習制度との関連はもちろんのこと、この提言のなかでも外国につながる子どもの教育や地域における共生についても触れられています。
 あまりにも急ピッチで進められている外国人材受入れの議論ですので、なかなかすべてをフォローできていないところもありますが、こうした各方面の情報はともいきの活動を考える上でも必要なので、是非押さえておきたいと思います。

経団連「外国人材受入れに向けた基本的な考え方~深化するグローバル化への対応~」

外国人集住都市会議の意見書

 外国人労働者の受け入れ拡大に向けた入管法改正案が、11月28日に衆議院本会議で可決されました。
 国会での議論の模様やそれについての様々な立場からの意見もメディアで報じられていますが、外国人集住都市会議は「新たな外国人材の受入れに係る多文化共生推進について(意見書)」を提出しています。
 日系南米人をはじめとした多くの外国人が集住する地域では、地域レベルで共生に向き合い、さまざまな取り組みをしてきました。長年の地域レベルでの経験を踏まえた現場の声を反映した意見書かと思います。
 是非、ご一読ください。
 外国につながる子どもの教育に関しては、ともいきが取り組んできているようにかれらのキャリアを見据えた教育の必要性、ともいき会員が関わっている学校現場での共生に関する研修の必要性なども指摘されています。
 また、地域における多文化共生の推進についても挙げられています。

外国人集住都市会議「新たな外国人材の受入れに係る多文化共生推進について(意見書)」(PDF)
外国人集住都市会議HPはこちら

2018年11月29日木曜日

本の紹介(2018.11)

 最近読んだ本、1月のシンポジウムに向けて読んだ本など、少し紹介したいと思います。

田尻英三編著(2017)『外国人労働者受け入れと日本語教育』ひつじ書房
 1月のシンポジウムで基調講演をしてくださる田尻先生の編著です。
 広く外国人受け入れ施策のフォローや、日本語学校、技能実習生、介護、外国にルーツを持つ子どもなどについても、各論で触れられています。
 1月のシンポジウムの前に、是非ご一読を!


星野ルネ(2018)『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』毎日新聞出版
 いろいろなメディアでも注目されている漫画です。著者の素朴な日常の経験が綴られて、「あ~、あるある!」と思えるような内容もたくさんちりばめられています。


『世界』2018年12月号、岩波書店
 ちょっと固め(?)かもしれませんが、「移民社会への覚悟」という特集が組まれています。多方面から外国人受け入れを考える上で、参考になるのではないかなと思います。


植上一希・伊藤亜希子編著(2018)『日常のなかの「フツー」を問いなおすー現代社会の差別・抑圧ー』法律文化社
 9月の例会でもご紹介しましたが、さりげに、自分の編著のご紹介を…
 わたしたちが思う「フツー」がわたしたち自身を縛り、「フツー」というものさしによって他者との間に線引きする、といったことは、わたしたちの日常のなかにあふれています。私は「外国につながる子どもたち」と「異文化の理解」、「差別・抑圧を乗り越えるために」を担当しています。
 外国人のほかに、青年、貧困、ジェンダー/性の多様性、病、高齢者などを扱っています。入門編として読みやすく書いていますので、是非、お手にとってみてください。



 このほかにもまだ気になる本で、読めていないものが「積ん読」状態になっているので(汗)、読んだらブログでも紹介したいと思います!

2018年11月24日土曜日

シンポジウムのお知らせ

 ずいぶん冷え込むようになり、冬の気配を感じるようになりましたね。
 隔月で例会を行っていますが、1月の例会は通算120回目の例会となります。
 そこで、120回を記念してシンポジウムを企画しました!



NPO法人 ともに生きる街ふくおかの会 主催

市民としての外国人をどう受け入れ、支えていくのか
~ともに生きる街をつくるために~



(画像をクリックするとPDFファイルで案内をダウンロードできます)

 地域における多文化化は急速に進んでいます。国会では、外国人労働者受け入れ拡大の議論を進めていますが、外国人が来日し、日本で暮らすということは、単に働くことに留まりません。働くことに加え、地域での生活や学び、交流などがさまざまに生じます。多文化共生への取り組みは、今後一層重要性を増すものとなります。

 外国人の受け入れに関わる政策動向を広くフォローされ、日本語教育の立場から積極的に発信されている田尻英三先生(龍谷大学名誉教授)をお招きし、政策動向の流れを踏まえて、地域の現実的な課題や対応を位置づけ、考えていきます。当日は、ともいきの活動の重点である外国につながる子どもの教育やキャリア形成、地域における異文化間交流について、パネルトークを行います。

第一部 基調講演
「日本社会における日本語教育の位置づけを考える」田尻英三さん(龍谷大学名誉教授)
第二部 パネルトーク
「外国につながる子どもの教育~進路保障の支援と課題~」
  伊藤亜希子さん(福岡大学、NPO法人ともに生きる街ふくおかの会理事)
「外国につながる子どもの高校以後の可能性~在留資格に関わって~」
  古城良さん(福岡県行政書士会、NPO法人ともに生きる街ふくおかの会理事)
「外国につながる住民と出会う・支える~公民館行事を異文化間交流へ~」
  宮嵜祐子さん(香椎浜公民館主事)


日時:2019年1月12日(土)13:00~16:00
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
    福岡市中央区今泉1-19-22 天神クラス4階
定員:70名(要申込)
参加費:500円(資料代として)
    ※NPO法人ともに生きる街ふくおかの会2018年度年会費納入済みの方は無料
主催:NPO法人ともに生きる街ふくおかの会
申込先:「こくちーず」の下記リンク先より申し込みください。
    ※メールでの申込は受け付けておりませんのでご注意ください。
「市民としての外国人をどう受け入れ、支えていくのか」
https://kokucheese.com/event/index/540377/
問合先:NPO法人ともに生きる街ふくおかの会
E-Mail:tomoikifukuoka●gmail.com
(●をアットマークに変えてお送りください。)

☆参考:ご参加の前に、ひつじ書房Webマガジン「未草」に田尻先生が連載されている、「外国人労働者の受け入れに日本語教育は何ができるか」も是非ご一読ください!

ひつじ書房Webマガジン「未草」外国人労働者の受け入れに日本語教育は何ができるか
http://www.hituzi.co.jp/hituzigusa/category/rensai/ukeire/


2018年11月11日日曜日

九日連研修会(12月8日)のお知らせ

 日差しの心地よい日曜日ですね。
 ともいきのメンバー川邊さんより九日連(九州日本語教育連絡協議会)の研修会のご案内をいただきました。
 ともいき9月の例会でも介護の日本語が話題になりましたが、介護の日本語に関心をお持ちの方は、是非ご参加ください!

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九州日本語教育連絡協議会 研修会 介護に関わる外国人への日本語指導
~『はじめて学ぶ介護の日本語 基本のことば』を使った授業の一例~


 在留資格「技能実習」へ「介護」の導入、在留資格「介護」の創設を受け、介護業界における外国人の日本語教育の必要性は着実に高まっています。
 本セミナーでは、それらの背景や外国人介護福祉士の実態とともに、『はじめて学ぶ介護の日本語 基本のことば』を使った実践例をご紹介します。
 本書は、日本で介護関係の仕事に就くことを目指し、福祉系の大学や専門学校で学ぶ学習者を主な対象として作成された教材です。
 当日は介護の現場をイメージした、語彙定着を目指す実践例をご紹介します。
 学校や行政、ボランティアで介護の日本語に携わる方はもちろん、留学生の進路の選択肢として介護のことが知りたい先生方もぜひご参加ください。

講師:三橋 麻子(明海大学・大原学園 非常勤講師)
   丸山真貴子(明海大学・大原学園 非常勤講師)
日時:2018128日(土)13001630(受付開始:1230
会場:福岡女子大学 講義棟C302福岡県福岡市東区香住ヶ丘1丁目1-1
   会場へのアクセス http://www.fwu.ac.jp/about/access.html
定員:70名(先着順。定員になり次第締め切ります。)
参加費:1,000円(資料代として。当日受付にてお支払いください。)
申込み:下記、九日連WEBサイトからのお申込みをお願いいたします
問合せ:九日連事務局 kyunichiren1989●gmail.com
    ※●をアットマークに変えて、お送りください。
主催:九州日本語教育連絡協議会
共催:スリーエーネットワーク

九日連のブログはこちら




2018年11月6日火曜日

11月例会のご案内

 朝晩とだいぶ肌寒くなりましたが、ずいぶんと秋らしい気候になってきましたね。
遅くなりましたが、11月例会のご案内です。
 11月の例会は、香椎浜公民館の多文化のまちづくり講座と兼ねて行います。
昨年度から、ともいきは香椎浜公民館で多文化のまちづくり講座を行っていますが、今年は、多文化住民を含めての防災マップづくりを行っており、ともいきもアドバイザーとして参加しています。
 防災マップづくりとあわせて、昨年実施した多文化のまちづくり講座も11月、12月と行います!

<11月の例会>
日時:11月24日(土)16:00~18:00
場所:香椎浜公民館講堂
テーマ:多文化共生ってどんなこと?~地域の異文化間交流の意義~
講師:吉谷武志さん(ともいき代表理事、東京学芸大学国際教育センター教授)

 香椎浜地域は、多文化住民とともに暮らす多様な工夫をしている地域で、香椎浜小学校親子日本語教室よるとも会をはじめ、香椎浜公民館の活動も福岡市のなかで注目されています。
 これを機に香椎浜公民館に足を運び、地域の工夫を一緒に考えてみませんか。
 
*資料準備のため、ご参加いただける方は事前にご連絡いただけますと幸いです。
連絡先:「ともに生きる街ふくおかの会」事務局メール
     tomoikifukuoka●gmail.com(●をアットマークに変えてお送りください)

☆12月は「暮らしで困るってどんなこと?」を12月16日(日)10:00~12:00に香椎浜公民館で開催する予定です♪

2018年10月23日火曜日

イベントのご案内:九州中国帰国者支援・交流センター「まなびや」2018

 九州中国帰国者支援・交流センターから、イベントのご案内をいただきました。


中国帰国者支援のためのボランティア研修会「まなびや」
<中国帰国者の歴史、今、これからを考える>

日時:2018年11月18日(日)13:00~15:30(12:30より受け付け開始)
場所:長崎県庁1階大会議室(長崎市尾上町3-1)
参加費:無料
主催:九州中国帰国者支援・交流センター、社会福祉法人 福岡県社会福祉協議会
後援:長崎県、長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、(公財)長崎県国際交流協会
申込方法:要申し込み。(詳しくは、下記の案内チラシをご覧下さい。)

○プログラム
・主催者挨拶
・厚生労働省挨拶
・講演 中国残留邦人の歴史と現状
  (公財)中国残留孤児援護基金 常務理事 小林悦夫氏
・帰国者1世の体験談
・帰国者日本語教室の発表
・長崎音楽ボランティア協会 合唱団「楽しい歌声」

詳しくは、案内チラシ(PDF)をご覧ください。

就学・進路相談会2018(第2回)が無事終了しました!

 10月21日(日) に今年度第2回の外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会が行われました。 今回は、福岡YWCAさまが新しく移転された会館を利用させていただきました。 (とても素敵な会館でした!)
 周知や当日の実施にご協力いただいたみなさまには、心よりお礼申し上げます。

①参加者数
 相談者は11組37名、要員(ともいき会員、福岡YWCA、通訳者、JSL日本語指導教育研究会の先生方)は24名、総勢61名の参加がありました。

②相談内容
 高校進学についての一般的な相談から、具体的な志望校を見据えての相談がありました。
 また、今回は保育園入園や小学校編入に関する相談、いじめや心のケアに関する相談についてもありました。

③参加者の反省・感想
 保護者が母国での教育経験や考え方を基準に日本の高校選択をしようとするので、日本の学校選択の考え方を伝えるのが難しい、といった声がありました。
 また、いじめや心のケアに関する相談も出てきているので、関係機関の情報を用意しておく必要性も感じられました。

 全体として、通訳を介し、じっくり話を聞き、大切な情報を聞き漏らさないようにしよう!といった熱心さと、相談できてほっとし、こぼれだした笑顔が見られたりと、充実した相談会になったと思います。
 詳細については、また例会等でご報告したいと思っています!

 今年度の相談会はこれで終了ですが、また次年度も開催いたしますので、みなさまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

2018年9月23日日曜日

かわいらしいご案内ポスターです〜第2回就学・進路相談会〜

 今日は三連休の中日、お天気も崩れず、秋の心地よい一日ですね。
 ともいきは昨日例会があり、話題提供をしていただいた株式会社インターアジアの中村さんから、興味深いお話をしていただきました。フィリピン人との関わりから具体的なお話をしていただき、介護現場で働くフィリピン人だからこそ日本の文化理解を重視して、伝えているお話などをうかがいました。中村さんのお話から、外国から来られた方と、人と人として向き合い、付き合っていくことの大切さを改めて感じることができました。

 例会では第2回就学・進路相談会に向けての打ち合わせも行われました。
 「就学・進路相談会」としてからは、就学前だったり、小学生のお子さんを持つ外国の方の相談も受け付けています。子どもが小さいうちから、保護者が日本の教育制度や学校について理解を深めることはとても大切です。小さいお子さんをお持ちの方にも、この相談会の案内が届くようにと、よるとも会の古賀さんにかわいらしいポスター(英語版のみ)を作成していただきました。

(画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。)
※終了いたしましたので、PDFは削除いたしました。
 
 かわいらしく、わかりやすいポスターですよね♪
 ご覧になった方は、是非、プリントアウトして必要な方にお伝えください。
 10月もみなさんのご協力、ご参加をお待ちしております!!

2018年9月4日火曜日

避難所へ行こう!@香椎浜がありました!

 9月2日(日)に香椎浜で、災害避難訓練「避難所に行こう!」が行われました。



 今年は、多文化住民を視野に入れ、多言語多文化版災害避難マップづくり、多文化理解講座、そして来年3月3日の国際親善交流会までの一連の取り組みとし、多文化共生のまちづくりの一環として実施されました。これらの行事に、ともいきは共催や協力、アドバイザーとして参加しています。

 そのスタートとなった今回の防災訓練「避難所に行こう!」には、地区住民約260名の参加があり、企画側の役員、消防署員、ボランティア、通訳などを含めて総勢300人程度となり大盛況でした!
 地域に暮らす留学生家族や中国帰国者家族など、多文化多言語住民も自治区の住民として参加しました。実際の避難場所となる香椎浜小学校体育館では、配置された通訳(福岡よかトピア国際交流財団から派遣)を通して、ご近所さんとして他の地域住民のみなさんとともに、非常食や防災グッズなども実際に体験しました。
 このような取り組みは、福岡市内の地域としては初めての試み!になったそうです。
 今後、参加者アンケートから得られた意見を参考に、ともいきも参加して、多文化共生のまちづくりの工夫を続けていきます!



2018年9月1日土曜日

2018年度第2回就学・進路相談会の多言語案内をアップしました!

 あっという間に9月に入りました。
 今日は雨模様で、気温が下がり、少しずつ秋の気配を見せているというところでしょうか。台風の進路は気になりますが…💦

 さて、先日、今年度第1回の就学・進路相談会についてご報告したばかりですが、10月に開催する第2回就学・進路相談会のご案内です。

 第2回は、福岡YWCAを会場に行います!
 福岡YWCAは今年の7月に移転し、今日、施設の見学と打ち合わせに行ってきたのですが、とてもきれいな建物でした。ハッピースクールのサポーターや勉強が終わってリラックスしていた子どもたちともほんの少し顔を合わせましたが、笑顔があふれていました♪

 第2回の相談会は、夏には来られなかった方や2学期に編入した子どもたちとその保護者など、外国にルーツを持つ子どもたちやご家族がお近くにいらっしゃいましたら、是非お声かけください!

日時:2018年10月21日(日)13:00~16:00
場所:福岡YWCA
   (福岡市早良区城西1−5−43)
費用:無料
(当事者は無料ですが、その他の方は資料代として500円のカンパをお願いいたします)
対応言語:日本語、中国語、英語、タガログ語、韓国・朝鮮語
     (資料は対応していませんが、スペイン語での相談も受け付けます!)
主催:NPO法人「ともに生きる街ふくおかの会」
共催:公益財団法人 福岡YWCA
問い合わせ先:NPO法人「ともに生きる街ふくおかの会」
Tel:090-5921-7798(吉谷)
E-mail:tomoikifukuoka●gmail.com
(●をアットマークに変えて、送信して下さい。)

※本会は当事者への相談を主目的としておりますので、調査研究ないしはそのための情報収集にお見えになる方はご遠慮ください。
※日本語グループは、勉強会ではなく、日本語(やさしい日本語)での相談になります。相談ではなく見学目的の方はご遠慮ください。

☆多言語のご案内(PDFファイル)は、こちらからダウンロードできます。※終了いたしましたので、PDFは削除いたしました。
・日本語
・中国語
・英語
・タガログ語
・韓国・朝鮮語

2018年8月31日金曜日

よるとも会で考えた「ボランティアとしての関わり方」

 昨日は第5木曜日だったため、よるとも会はスタッフミーティングでした。
 今日こそは時間通りに!と思っていたにもかかわらず、遅刻してしまいました…(- -;)

 15名の参加があり、普段のスタッフミーティングよりは少し多かった気がします!
 (そして、手作りケーキあり、海外からのお土産のお菓子あり、とつまむものも盛りだくさん!でした♪)
 ちょうど、26日に第1回の就学・進路相談会を終えたこともあり、中学校の先生も参加してくださっていました。昨年に引き続き、よるとも会と学校の先生方との間で情報共有ができる機会があるのは、とてもありがたいです。

 今回のスタッフミーティングの目玉は、ともいきの代表理事の吉谷からの話題提供でした!
 「よるとも会の原点とボランティアの役割—お互いに考えてみましょう—」というお題で、30分程度お話していただきました。よるとも会が始まって、今年で16年目(!!!)なのですが、発端や緩やかに整っていった様子、多文化住民の変化に応じての課題の移り変わりなど、30分で端的にまとめていただきました。
 どの内容も大切だったのですが、「ボランティアとしての関わり方は?」というところが、今回は一番のポイントだったと思います。

「ボランティアって、どこまでしてあげればいいの?」

 さまざまな課題を抱えている学習者を目にして、ボランティアがぶつかる疑問ですが、それに対して、次の4つが示されました。

・相互主義(互恵主義):一方通行の支援は「逆効果?」
・住民としての距離と協働:信仰心情を捨てて日本に「同化?」=NG
・「違ってもいてもみんないい」:日本人でなく(日本人って誰?)
・ひょっとして、「教育(学び)という営み」そのもの?→自立的相互的「連帯」:
 自立に向けた営み(先生の不要化)

(↑詳しくお聞きになりたい方は、9月の例会に参加して、そこで是非質問してください♪)

 ボランティアはずっとその学習者の支援ができるわけではありません。かれらができることを一つ一つ増やしていき、自立していく手助けはできると思います。
 よるとも会は設立当初から、ボランティア(教える人)と学習者という固定的関係ではなく、緩やかに、自分のできることで、その状況に応じて立場や役割を柔軟に変えていく関係性を築いてきました。それがよるとも会の大きな特色でもあります。その意義を改めて考えるスタッフミーティングとなりました。

 ボランティアも、できることとできないこと、あるのが当たり前。
 自分にできることを少しずつやっていきたいと思います。

2018年8月28日火曜日

就学・進路相談会2018(第1回)が無事終了しました!


 826日(日)に今年度第1回の外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会が無事終了しました。残暑の厳しい暑い一日でしたが、そのようななか多くの方にご協力いただきました。みなさまには心より感謝申し上げます。

 詳しい報告は9月の例会(922日(土)14:0017:00)で行いますが、参加者や相談内容についてここで簡単にお知らせいたします。

①参加者数
 相談者は1420名、一般参加(教員など)8名、通訳者・支援要員(JSL日本語指導教育研究会教員ほか)・ともいきメンバー41名の総勢69名の参加がありました。

②相談内容
 高校進学についての一般的な相談(学校・コースや公立・私立の違いなど)から、具体的な志望校を決めての相談、海外での大学進学を見据えた進路相談があったほか、中学校の進路指導で進められる学校と本人の希望、親の希望と本人の希望のズレについての相談もありました。
 また、日本の高校に進学させるためにはどのタイミングで来日・編入すればいいかといった相談や特別支援の子どもの高校進学や高校修了後の就職の可能性についてのお尋ねもありました。
 高校進学を具体的に考えていくためにも、体験入学やパンフの取り寄せを勧めたり、次回の10月の相談会に保護者と一緒に来ることを勧めたりといったこともなされました。

③参加者の反省・感想
 今回は生徒のみで参加するケースが多かったので、保護者との来場を促す必要性について改めて確認されました。また、特別支援に関わる相談があったことからも、そうした子どもたちの高校進学後の支援や卒後の就職についても情報が必要であるといった声があがりました。

 入管法の運用が変更になり、「家族滞在」の子どもが高卒後に日本で就労する道(在留資格の変更)が開けてきました。そのためにも、高校進学とその修了はますます重要になってきます。
 今回の相談会では、本人の希望や家族の置かれている状況から描くキャリアの多様化がより現れていたかと思います。主催する私たちもキャリアの多様化、ニーズの多様化に応じられるよう、情報収集に努めたいと思います。
 今回お見えになれなかった方は、第2回の相談会に是非お越しください!

<第2回 外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会>
日時:20181021日(日)13:0016:00
場所:福岡YWCA会館 福岡市早良区城西1-5-43


☆第2回の多言語案内を作成し、近々アップする予定です!

2018年8月23日木曜日

9月の例会のご案内

 猛暑がぶり返しておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
 週末に今年度第1回の就学・進路相談会を控えておりますが、一足先に、9月の例会のご案内です。

 9月の例会では、福岡で長年在日外国人の就労支援に取り組んでいらっしゃる株式会社インターアジアの中村政弘さんを話題提供者に迎えて、お話を伺います。
 また、第1回就学・進路相談会の実施報告も併せて行います。

<9月の例会>
日時:9月22日(土)14:00~17:00
場所:福岡大学文系センター棟14階学部共通室
内容1:話題提供「在留外国人の就労支援に取り組んできて」
話題提供者:中村政弘さん(株式会社インターアジア代表取締役)
内容2:外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会の報告
内容3:情報交換

資料の準備もございますので、ご参加いただける方はご連絡いただけますと幸いです。
※お車でお越しの場合は、9月19日(水)までに車種とナンバーを事務局までご連絡ください。

連絡先:「ともに生きる街ふくおかの会」事務局メール
     tomoikifukuoka●gmail.com(●をアットマークに変えてお送りください)



2018年8月19日日曜日

就学・進路相談会まであと1週間!

 お盆もあけ、随分と過ごしやすくなったような気がします。
 26日の就学・進路相談会まであと1週間になりました!
 情報が必要な外国につながる子どもたちや保護者に参加してもらえればと思います。
 もし参加予定の方がいらっしゃいましたら、ともいき事務局のアドレスまでお知らせください。
 学校・学年、必要な言語、相談内容などが分かると、事前準備にとても助かります!

 ともいき事務局アドレス: tomoikifukuoka●gmail.com
(●をアットマークに変えてください)

++++++第1回外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会++++++ 
日時:2018年8月26日(日)13:00~16:00
場所:福岡市NPO・ボランティアセンターあすみん
   (福岡市中央区今泉1-19-22 天神クラス4階)
費用:無料
相談対応言語:日本語(やさしいにほんご)、中国語、英語、タガログ語、韓国・朝鮮語
(※昨年度まで実施していた日本語グループの支援者向け勉強会はありません。ご注意ください。)
主催:NPO法人「ともに生きる街ふくおかの会」
共催:公益財団法人 福岡YWCA
問い合わせ先:NPO法人「ともに生きる街ふくおかの会」
Tel:090-5921-7798(吉谷)

2018年8月6日月曜日

就学・進路相談会~地下鉄お出かけ案内8月に載っています!~

 暑い日が続きますね。
 ともいき事務局では、翻訳者の協力を得て、日本語、英語、中国語、韓国・朝鮮語、タガログ語の資料が完成しました!
 あとは、当日に向けての周知に努めたいと思います。

 今年は、理事の村上さんのご提案で、福岡市営地下鉄の「おでかけ案内8月」に、就学・進路相談会の案内を載せています!(村上さん、ありがとうございました!)
 日本語でのご案内ですが、支援されている方の目にとまり、お声かけいただければ、と思っています。


 上の写真をクリックすると、PDFファイルがダウンロードできます。
 地下鉄ご利用の際に、見てみてくださいね♪

2018年7月28日土曜日

香椎浜公民館、Baby Room Friendsの新しいポスター♪

 香椎浜公民館で行われているBaby Room Friendsですが、またまたかわいらしいポスターができています♪
 (下の画像をクリックするとPDFをダウンロードできます)


 ベビーちゃんのいるご家族をはじめ、日本での子育て・教育について疑問や悩みがある方、遠慮なく足を運んでいただければと思います。
 お近くにこうした家族がいらっしゃる方は、是非、お勧め下さい!

やさしい日本語@香椎浜公民館、盛況でした!

 7月27日(金)19時から、香椎浜公民館でやさしい日本語~防災訓練バージョン~を考える講座を開催しました。
 香椎浜校区の自治会関係者、福岡市東区役所、消防庁の方もお見えになり、総勢50名を超す(!)参加者となりました。
 講師はともいき会員・福岡女子大学の川邊さんでした。
 みなさんでやさしい日本語の基本について学び、具体的な言い換えについて考えました。
 また、9月2日(日)に香椎浜校区で行われる防災訓練の案内を、グループになって参加者全員で考えました。和気あいあいと、伝えるためのいろんなアイディアがグループごとに出されました。グループワークの成果は、香椎浜校区全戸に配布される案内となります!

 講座の中で示されたやさしい日本語のポイントをここに載せておきたいと思います

<ポイント>

  • できるだけ余分な情報をカットする。
  • 伝えたいことを前に持ってくる。
  • 必要に応じて補足情報を加える。
  • 難しい言葉を易しい言葉に置き換える。
  • 一文中で、一つの情報提供に留める。
  • 一文を短くする。
  • 主語と述語を明確にする。


☆伝わる内容が減っても、本当に伝えなくてはならないことだけ、はっきり伝えることが必要。

福岡市もやさしい日本語に関するガイドブックを作っています。
福岡市 使ってみよう「やさしい日本語」~日本人にも外国人にも住みやすく、活動しやすいまちづくりを目指して~(PDF)

 香椎浜校区では、この講座を皮切りに、防災マップの作成や炊き出しの体験なども含めた防災訓練を予定しています。
 ともいきもお手伝いするので、またブログでお知らせしたいと思います!

2018年7月26日木曜日

外国人材の受入れ・共生にむけた政府の動向

 ともいき理事の古城さんより、2018年7月24日に行われた「外国人材の受入れ・共生に関する関係閣僚会議」についてお知らせがありましたので、ブログにもリンクを貼っておきます。

外国人材受入れ・共生に関する関係閣僚会議(第1回)

 就労を目的とする新たな在留資格の創設が議論されていますが、それに加え、生活者としてどう外国人を受け入れていくのか、ということも議論が求められます。
 生活者としての外国人のための支援には、子どもの教育についても含まれており、今後、どのような議論が展開され、政策に結びついていくのか、注目していきたいと思います。

 また、古城さんからは総務省が作成した「多文化共生事例集2017」のご案内がありました。
 ここ最近、ともいきも香椎浜公民館と一緒に取り組んでいる「やさしい日本語」についても触れられ、幅広い事例が掲載されています。

総務省HP「多文化共生の推進」
(上記のリンク先からダウンロードできます。)

 ともいきが取り組んでいる活動も、今後ますます重要なものになります。
 できることを着実に、進めていきたいですね。

2018年7月23日月曜日

やさしい日本語@香椎浜公民館~防災訓練バージョン~

 昨日、今年度の協力事業について、香椎浜公民館で打合せをしました。
 香椎浜公民館主催、ともいき協力で行う今年のまちづくり講座、テーマは「防災」です!今回は防災のためのやさしい日本語を考えていきます。
 今週末の講座ですが、ご興味のある方はご参加ください。


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香椎浜公民館多文化共生のまちづくり講座
やさしい日本語~防災訓練バージョン~
日時:7月27日(金)19:00~21:00
場所:香椎浜公民館行動
講師:川邊理恵氏(福岡女子大学)
内容:普段使っている日本語も言い方を少し変えるだけで外国の方に伝わりやすくなります。
   災害時のいざ!に備えて学びます。
申し込み先:香椎浜公民館 092-682-1697

☆案内チラシは上の写真をクリックするとPDFファイルのダウンロードができます。




2018年7月20日金曜日

那珂川町の共生活動

 毎日、暑さが厳しいですね。
 ともいきの副代表理事である今村さんから、ともいきが普段関わる「共生」とはまたひと味違う<共生>について、お知らせいただきました。

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 福岡市南区の隣町、那珂川町は平成30年に市制へと変革します。
 JR博多駅までの新幹線の車両基地として、「博多駅南」が存在し、交通至便のまちです。
 国史跡の古墳や日本書紀に記されている灌漑用水路「さくたのうなで(裂田溝)」など、歴史のある自然豊かなまちです。”昇格”運動とあわせて、地域の活性化をねらって、子どもたちを巻き込んだ文化祭りが数多く催されています。
 その中の一つに「竹の里フェスタin那珂川」がまちづくり事業としてあります。これは長年の恒例事業になっています。
 こうしたなかで、竹林対策として地域の共生を求めて「那珂川町竹プロジェクト」が企画されました。
 行政的には「環境保全活動」というそうですが、毎年11月に子どもたちが灯籠を飾る「裂田溝灯籠祭り」での管理や「竹炭つくり」の活動をしています。
 竹林を整備するには、多くの地域の人たちの作業参加が必要ですが、ボランティアを募りながら活動しています。
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 今村さんもキーパーソンとして活躍されている「那珂川町竹プロジェクト」ですが、8月24日、25日に「竹の里フェスタ2018in那珂川」が開催されるそうです。



 竹楽器のコンサートがあったり、ワークショップがあったりと、盛りだくさんのイベントです。
 興味のある方は、上記の写真をクリックしてください。
 PDFの案内をダウンロードすることができます。

2018年7月16日月曜日

在留資格の勉強会に参加しました(東京)

 7月15日、東京、目黒駅近くであった「MCE/多文化共生教育研究会 第53回定例研究会」に参加しました。
 保護者の家族滞在で在留している中、高校生について、在留資格の変更(家族滞在から定住者や特定活動)について、最近の対処例(東京都及び神奈川の高校3年生、卒業者)が紹介されるとともに、入管法の改正(関連する通知)に関する情報が紹介されました。
 先日の日本語教育学会支部集会(福岡女子大学、6月30日、7月1日)でも文科省の動きが紹介されましたが、外国ルーツの子どもに関わる部分の入管法の改定もいろいろと動きがあるようです。専門的なことは「ゆきまささん」(行政書士の方々)に解説していただく機会が必要だと思いますが、上記の研究会で出た通知だけでもご紹介しておきます。
 当日紹介され、弁護士さんの解説があったのは以下の二つです。
  ※通達の番号(第〇〇号)は配付資料による。

平成30年2月26日法務省管財第1375号
 「『家族滞在』の在留資格をもって在留する者からの在留資格変更許可申請における在留資格事務の取扱について(通知)」
 (法務省入国管理局入国在留課長⇒地方入国管理局長)
平成30年2月27日法務省管在第1364号
 「高等学校卒業後に本邦で就労する者の取扱について(依頼)」
 (法務省入国管理局入国在留課長⇒文部科学省初等中等教育局国際教育課長)

 詳細は難しい(素人の僕には)のですが、要は、「ほぼ移民」(どこかのコマーシャルみたいですが)であるにもかかわらず「家族滞在」(就労制限、原則週に28時間以内)でいる子どもたちが高校卒業後に、就労制限のない「永住者」、「定住者」場合によっては「特定活動」(条件付きで就労制限がほぼ無い資格として例示)に変更することができるという通知だったようです。
 事例発表では、高校を卒業し、企業の内定(企業の証明)を得た高校生が、その企業に就職する道を得た事例が報告されました。もちろんいろいろな条件と制約があるようですが、進路支援では、こうした変化をしっかり追いながらサポートすべきであると言うことで紹介されました。実際に、日本生まれの子どもや海外から親の結婚や就労で来日した子どもたちが成人年齢を迎え、自立するためには家族滞在のままであることにより制限される事態への対応が必要だと言うことですね。
 専門家からのレクチャーの機会を設けたいと思います。よろしくお願いします。(よ)

7月例会で紹介した本

 暑さの厳しい3連休になっていますね。
 さて、先日の例会でご紹介した本です。

芹澤健介(2018)『コンビニ外国人』新潮新書
 コンビニに行くたびに、レジで働く外国人が増えていると実感します。
かれらがどのようにしてコンビニで仕事をして、日本で暮らしているのか、その様子が窺える本です。


ユペチカ著、西森マリー監修『サトコとナダ』(星海社COMICS)
 第1巻が出たときに、話題になりましたね。
 ムスリム女性の生活、ガールズトーク、恋愛観など、いろいろと描かれています。
 イラストがあると装束の違いなども分かりやすくていいですね。
 2018年7月現在、第3巻まで出ています。


 ときどき、ブログ上で本の紹介などもできればと思っています。
 みなさんもご推薦の本があれば、是非お知らせ下さい!

2018年5月30日水曜日

2018年度第1回就学・進路相談会の多言語案内をアップしました!


 九州北部も梅雨入りしましたね。
 じめじめの季節が早く終わり、さわやかな初夏を早く迎えられればと思います。

 今年度第1回外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会の多言語案内をアップします。
 第1回は、あすみん(福岡市NPO・ボランティアセンター)を会場に行います。天神からのアクセスも抜群ですし、ぜひ多くの方に足を運んでいただければと思います。お近くに、外国にルーツを持つ子どもたちやご家族がいらっしゃいましたら、ぜひお声かけ下さい!
 
 ともいき会員のみなさんには、資料の作成・当日までの準備にご協力いただきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

++++++第1回外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会++++++ 
日時:2018年8月26日(日)13:00~16:00
場所:福岡市NPO・ボランティアセンターあすみん
   (福岡市中央区今泉1-19-22 天神クラス4階)
費用:無料
(当事者は無料ですが、その他の方は資料代として500円のカンパをお願いいたします)
対応言語:日本語、中国語、英語、タガログ語、韓国・朝鮮語
主催:NPO法人「ともに生きる街ふくおかの会」
共催:公益財団法人 福岡YWCA
後援:福岡市教育委員会
問い合わせ先:NPO法人「ともに生きる街ふくおかの会」
Tel:090-5921-7798(吉谷)
E-mail:tomoikifukuoka●gmail.com
(●をアットマークに変えて、送信して下さい。)

※お問い合わせは、できるだけメールでお願いいたします。
※本会は当事者への相談を主目的としておりますので、調査研究ないしはそのための情報収集にお見えになる方はご遠慮ください。
※日本語の相談は、これまで行ってきた勉強会ではなく、外国につながる子どもの日本人保護者や支援者に対する具体的な相談になります。

☆多言語のご案内(PDFファイル)は、こちらからダウンロードできます。※終了いたしましたので、PDFは削除いたしました。
・日本語
・中国語
・英語
・タガログ語
・韓国・朝鮮語

2018年5月27日日曜日

7月の例会のご案内

みなさま、いかがお過ごしですか。
今日は良い天気でしたが、明日から崩れるようですね。梅雨入りも間近なようです。

さて、今日は7月の例会のご案内です。
今回は、8月に開催する外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会を見据え、進路と子育てについて、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
そもそも子どもの「進路」について、どのように考えていくといいのか、その上で、外国につながる子どもの進路選択について考えていければと思っております。

<7月の例会>
日時:7月7日(土)14:00~17:00
場所:福岡大学文系センター棟14階学部共通室
内容1:話題提供「進路と子育て」(仮)
話題提供者:穴井義人さん(元福岡市中学校及び小学校教員)
内容2:外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会の準備状況について
内容3:情報交換

資料の準備もございますので、ご参加いただける方はご連絡いただけますと幸いです。
※お車でお越しの場合は、7月3日(火)までに車種とナンバーを事務局までご連絡ください。

連絡先:「ともに生きる街ふくおかの会」事務局メール
     tomoikifukuoka●gmail.com(●をアットマークに変えてお送りください)

2018年5月18日金曜日

香椎浜公民館Babyroomの素敵なポスター♪

 昨日、香椎浜小学校親子日本語教室「よるとも会」に出かけたときに、素敵なポスターを見つけました。

 ベビールーム、しっかり続いています。
 妊娠中の外国人ママ、出産した外国人ママとベビーちゃんが集まり、サポーターの日本人のみなさんと外国人ママの交流が続いています。ベビーちゃんは集まるみなさんの癒しになっています♪
 お近くに外国人ママがいらしたら、お声かけ下さい。
 ☆上のポスターの画像をクリックすると、PDFファイルをダウンロードできます。


2018年度日本語教育学会支部集会(6月30日、7月1日)で発表します!

 暑くなり、そしてじめじめとした季節になってきましたね。
 みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 今日は、2018年度日本語教育学会支部集会でともいきがご報告をするので、そのご案内です。

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2018年度日本語教育学会支部集会【九州・沖縄支部】
「日本語教育施策と日本語支援を考える」学びの交流会 in 福岡

日時:2018年6月30日(土)13:00~18:00(12:30受け付け開始)
   2018年7月1日(日)10:00~16:30(9:30受け付け開始)
場所:福岡女子大学
   福岡市東区香住ヶ丘1-1-1 福岡女子大学
参加費:1,500円(当日会場にて現金でお支払い下さい)
主催:公益社団法人日本語教育学会
共催:公立大学法人福岡女子大学
協力:九州日本語教育連絡協議会

☆ともいきが報告する部会<地域日本語教育紹介>☆
日時:2018年7月1日(日)13:00~14:00
テーマ:外国にルーツを持つ児童・生徒への日本語支援―福岡市の事例―
登壇者:池田尚登氏(福岡市日本語サポートセンター)
    野崎千代氏(福岡YWCA)
    伊藤亜希子氏(NPO法人ともに生きる街ふくおかの会)

 ともいきは事務局の伊藤が、当法人の活動のなかでも外国にルーツを持つ子どもたちのための就学・進路相談会を中心にご紹介をします。お時間のある方は、是非ご参加下さい!

☆プログラムはこちら(PDF)
 

2018年5月13日日曜日

2018年度就学・進路相談会の日程が決まりました!

 今年度も「外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会」を8月と10月に開催します。また、昨年度初めて北九州国際交流協会との共催で「なんでも相談会」を開催しましたが、今年度も続けて開催できるよう北九州国際交流協会と相談を進めています。
 
 次回の例会(5月19日)以降、本格的な準備を進めていきます。
 外国にルーツを持つ子どもたちが、日本での高校進学、そしてその先のキャリアを切り開けるお手伝いができるよう取り組んでいきたいと思います。準備や広報、当日のお手伝いなど、できる範囲でのみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

+++++福岡市での開催+++++
第1回 2018年8月26日(日)13:00~16:00
           福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
           福岡市中央区今泉1-19-22天神クラス4F

第2回 2018年10月21日(日)13:00~16:00
     福岡YWCA会館
     福岡市早良区城西1-5-43

2018年4月20日金曜日

5月の例会のご案内

5月の例会について、お知らせします!

今回は、3月の例会に引き続き、高校進学に関わる内容です。
外国につながる子どもの高校進学を身近でサポートしてきたボランティアの立場から、古賀美津子さん(香椎浜小学校親子日本語教室よるとも会)より、お話しいただきます。

<5月の例会>
日時:5月19日(土)14:00~17:00
場所:福岡大学文系センター棟9階学部共通室B
内容1:話題提供「外国につながる子どもの高校進学支援について~ボランティアの立場から思うこと~」(仮)
話題提供者:古賀美津子さん(香椎浜小学校親子日本語教室よるとも会)
内容2:総会
内容3:情報交換

資料の準備もございますので、ご参加いただける方はご連絡いただけますと幸いです。
※お車でお越しの場合は、5月15日(火)までに車種とナンバーを事務局までご連絡ください。

総会も行いますので、特に会員のみなさまはふるってご参加ください。
みなさまにお目にかかれるのを楽しみにしております!

連絡先:「ともに生きる街ふくおかの会」事務局メール
     tomoikifukuoka●gmail.com(●をアットマークに変えてお送りください)

2018年4月19日木曜日

異文化理解の実感

ずいぶんご無沙汰しております。
すっかり、ブログの更新が遅れてしまっていました…
これからは、もう少し頑張って更新します!

さて、当NPOの理事である村上さんより、異文化理解の体験談です。
読みながら、みなさんも「そうそう、そうだよね」と納得するのではないでしょうか。

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 街中で、もしくはエレベーターの中で大きな声でお話ししている中国人(語)の方を見て「もう少し小さめな声で話せないのかな」と思ったことはありませんか。
 正直に告白しますと、私はあります。

そんな中で、先日非常に印象に残る出来事がありました。

その日、私は中国人の友人数人と食事会をしていました。日本人は私ひとり。彼女たちは全員日本語が堪能なので、日ごろ私が同席しているときは中国人同士の会話でも日本語で話してくれます。

ただ、その日は話に夢中になったためか一つの会話の中でも、ちょっとしたきっかけで日本語から中国語に切り替わり、また何かのきっかけで日本語に切り替わり。その場に二つの言語がくるくると交わっていました。
  
 そんな中、出た話題が『なぜ中国人は声が大きいのか』ということです。
(「中国人」とひとくくりにしてまとめてしまうのは、随分乱暴な話だとはわかっていますが、私たちの個人的な場での話題ということで、許して下さい。)

 色んな意見が出ましたが、その日の会話の様子を振り返った一人の人がふと言った意見がその場で全員の賛同を得ましたので紹介します。
  
【中国人の声が大きいのではなく、中国語を話しているときの声が大きいのではないか。】

つまり、日本には「下記」「夏季」「柿」「花器」のように、同じ表記の言葉を音の上げ下げや文脈で判断することがありますが、中国語はより多くあり、繊細で、発音は中国語という言語の中で非常に重要な位置を占めているそうです。そのため、きちんと相手に伝わるように、大きくはっきりと発声する癖がついているのではないか。
  
 言語学の知識等も何もない人間が集まって、雑談から生まれた結論ですので、全く根拠のない話ですが、私は妙に納得してしまいました。

 そして、その考えをもってから、大きな声で話される中国語が全く気にならなくなりました。なぜなら、彼らはむやみに大声をはっている訳ではなく、彼らにとっての適正な音量で話しているのであり、それは大声と判断するものではないと考えるようになったからです。
 
 本団体のNPO活動をとおし、多文化共生とは、お互いの文化を知り、尊重することであることを学びました。
 今回のことは、それを私の中で実感し、意識することができた非常に嬉しい体験でした。
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2018年1月5日金曜日

日本語サロン研修会@福岡のお知らせ

 あけましておめでとうございます。
 2018年もともいきをどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、2018年最初のご案内です。会員の川邊さんより情報提供をいただきましたので、お知らせいたします。

++++++++++++++日本語サロン研修会@福岡++++++++++++++++
日時:2018年2月3日(土)13:30〜16:00(13時より受付開始)
場所:TKP博多駅筑紫口ビジネスセンター303
 (福岡市博多区博多駅中央街4−1ユーコウビル3階
定員:20名(先着順。定員になり次第締め切ります)
対象:日本語教師(主に日本語学校/選任・非常勤、大学非常勤)、語学教師
参加費:無料 ※要予約
テーマ:民主的シティズンシップ教育をどう日本語教育に活かすか
   —ドイツ、小学校教育の見学から—
講師:名嶋義直さん(琉球大学国際教育センター留学生ユニット)
主催:凡人社

☆申込先等の詳細については、案内チラシ(PDF)をご確認ください。