2016年度第1回「外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会」が昨日、あいにくの悪天候の中でしたが、無事終了しました。
参加いただいた学校の先生方、通訳者、会員、何よりも悪天候の来場いただいた来談者他、資料作成、情報収集、広報等、様々な面でご協力いただいた皆さんに感謝いたします。特に、共催をいただいた福岡YWCA様には会場の便宜、湯茶のご準備、ハッピースクールの子どもたちの参加、通訳のご紹介など、様々な面でご協力いただき、おかげさまで円滑な運営ができたものと感謝いたします。本当にありがとうございました。
今後も、就学・進路相談会を引き続き開催したいと思いますので、皆さんの変わらぬご協力をお願いします。
さて、詳細な報告は、次回の「とも生き例会(9月24日(土)、17時~19時、於:福岡YWCA会館)」に譲りますが、当日の様子について簡単にご報告します。
①参加者数:
相談者は事前にご連絡があった方15件を超える計22組40名、一般参加者(教員、NPO関係者など)16名、それに通訳者、支援要員(福岡市日本語指導教諭ほか)、本会会員等、総勢85名の参加者となりました。
②来談者及び相談内容別:
中国語、タガログ語+英語の相談者が多く、高校進学に関する具体的な相談、今後の進路に関するもの(お子さんが小学生、中学2年生以下)、また大学進学に関するもの、不登校、不就学に関するものなど、多岐にわたっていました。
③運営に関して:
受付から相談表への記入、相談の開始という来談者の流れに関して少し工夫が要るように思われました。
特に、受付から各会場への案内方法(案内係、案内札の作成、会場の掲示、色分け表示等)については、幾つか具体的な改善案も出されました。次回には工夫したいと思います。
④参加しての感想等(詳しくは次回にしますが):
来談者の多さから就学・進路相談会そのものの必要性を再認識しました。来談者の相談内容が外国にルーツを持つ子どもや家族に共通のものもありますが、それぞれ子どもの具体的な状況に鑑みての個別的な相談も多く出されていました。
また加えて、「相談会形式」であるが故に、来談者の疑問や悩みに具体的に助言、相談ができることがやはりメリットであることが指摘されました。行政や学校による教育制度や具体的な手続きについての説明会とは別の、相談会の必要性を再認識しました。
以前から指摘されていたのですが、来談者同士が連絡先を交換するなど「人と人とのつながり」ができることも重要なことであると思われます。(Y)
多様な文化的背景を持つ人々がともに認め合い、尊重し合って豊かに生きられる多文化共生の街を実現することを目標に2001年度より活動を始め、2016年度にNPO法人になりました。活動の紹介やさまざまな情報をお知らせするブログです。
2016年8月29日月曜日
NPO法人設立記念シンポジウムの感想をいただきました
7月17日に開催した本会「とも生きふくおか」のNPO法人化記念シンポジウムの参加者から感想をいただきましたので、掲載いたします。こうしたご意見、感想を沢山いただきながら、今後も福岡が「ともに生きる街」になるよう微力を尽くしていきたいと思います。
【参加者感想1】
「多文化共生」ということばを聞いて、具体的にどんなこと、どんな状態をいうのかわからなかったが、今回「とも生きふくおか」に携わってきた方々の話を聞いて少し理解できた。
現場でいろいろな場面にぶつかって、そこでいろんな人の意見を出し合って対応してきた人たちの話を直接聞けたのはとても良い機会だった。また、外国から来た子どもの保護者から学習が未だ十分ではない子どもの現状に対して、自国の制度を念頭において、子どもの中学2年生の学習内容が身についていないので、「中学2年生をもう一度します」という申し出があり、それにびっくりされた先生についての話はとても興味深かった。このシンポジウムに参加しなければ気が付かなかった事例である。
自国では「当たり前」の事でも、国が違えば「当たり前」ではなくなる。ことば(言語)の違いは容易に察しが付くが、文化、生活習慣、諸制度の違いは見えにくい。そこに暮らす人々が自国の「当たり前」がみんなにとっても「当たり前」かどうか疑問視することが「多文化共生(ともいき)」の一歩になるように思えた。
【参加者感想2】
私は、久留米の教員なので、福岡の学校の状況(福岡市の教員の話)に興味があります。しかし、多方面から話があり、地域を支える活動や留学生の方の考えを知ることもできてよかったです。よるとも会の方々、公民館の方の地道な活動が地域の支援が必要な人々の助けになっていることに頭が下がります。
また、高校生のお話からはその方のまじめで一生懸命さが伝わりました。「一生懸命コミュニケーションをとる」という言葉がこころにのこりました。
以上、「とも生き」に向けて、互いに発信し、発見し、理解しあうことは、やはり大事なのですね。(Y)
【参加者感想1】
「多文化共生」ということばを聞いて、具体的にどんなこと、どんな状態をいうのかわからなかったが、今回「とも生きふくおか」に携わってきた方々の話を聞いて少し理解できた。
現場でいろいろな場面にぶつかって、そこでいろんな人の意見を出し合って対応してきた人たちの話を直接聞けたのはとても良い機会だった。また、外国から来た子どもの保護者から学習が未だ十分ではない子どもの現状に対して、自国の制度を念頭において、子どもの中学2年生の学習内容が身についていないので、「中学2年生をもう一度します」という申し出があり、それにびっくりされた先生についての話はとても興味深かった。このシンポジウムに参加しなければ気が付かなかった事例である。
自国では「当たり前」の事でも、国が違えば「当たり前」ではなくなる。ことば(言語)の違いは容易に察しが付くが、文化、生活習慣、諸制度の違いは見えにくい。そこに暮らす人々が自国の「当たり前」がみんなにとっても「当たり前」かどうか疑問視することが「多文化共生(ともいき)」の一歩になるように思えた。
【参加者感想2】
私は、久留米の教員なので、福岡の学校の状況(福岡市の教員の話)に興味があります。しかし、多方面から話があり、地域を支える活動や留学生の方の考えを知ることもできてよかったです。よるとも会の方々、公民館の方の地道な活動が地域の支援が必要な人々の助けになっていることに頭が下がります。
また、高校生のお話からはその方のまじめで一生懸命さが伝わりました。「一生懸命コミュニケーションをとる」という言葉がこころにのこりました。
以上、「とも生き」に向けて、互いに発信し、発見し、理解しあうことは、やはり大事なのですね。(Y)
2016年8月26日金曜日
九日連研修会(8月27日)のお知らせ
残暑の厳しい毎日ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
ともいきのメンバーである川邊さんより、九日連(九州日本語教育連絡協議会)の研修会についてご案内をいただきました。開催は明日ですが、当日でも参加できるそうです。研修会のテーマは「教材から教案を考える」です。
日 時:2016年8月27日(土)13:30~16:30(受付開始13:00)
場 所:博多駅バスターミナル大ホール(福岡市博多区博多駅中央街2-1)
対 象:日本語教育関係者およびその活動に興味のある方
定 員:80名(先着順。定員になり次第締め切ります)
参加費:1,000円(税込)
講 師:横溝紳一郎(西南学院大学 教授)
小山暁子(フリーランス日本語教師)
主 催:九州日本語教育連絡協議会
共 催:アルク・凡人社
☆詳しくは、こちらの案内(PDF)をご覧ください。
ともいきのメンバーである川邊さんより、九日連(九州日本語教育連絡協議会)の研修会についてご案内をいただきました。開催は明日ですが、当日でも参加できるそうです。研修会のテーマは「教材から教案を考える」です。
日 時:2016年8月27日(土)13:30~16:30(受付開始13:00)
場 所:博多駅バスターミナル大ホール(福岡市博多区博多駅中央街2-1)
対 象:日本語教育関係者およびその活動に興味のある方
定 員:80名(先着順。定員になり次第締め切ります)
参加費:1,000円(税込)
講 師:横溝紳一郎(西南学院大学 教授)
小山暁子(フリーランス日本語教師)
主 催:九州日本語教育連絡協議会
共 催:アルク・凡人社
☆詳しくは、こちらの案内(PDF)をご覧ください。
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