NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: NPO法人設立記念シンポジウムの感想をいただきました

2016年8月29日月曜日

NPO法人設立記念シンポジウムの感想をいただきました

 7月17日に開催した本会「とも生きふくおか」のNPO法人化記念シンポジウムの参加者から感想をいただきましたので、掲載いたします。こうしたご意見、感想を沢山いただきながら、今後も福岡が「ともに生きる街」になるよう微力を尽くしていきたいと思います。

【参加者感想1】
 「多文化共生」ということばを聞いて、具体的にどんなこと、どんな状態をいうのかわからなかったが、今回「とも生きふくおか」に携わってきた方々の話を聞いて少し理解できた。
 現場でいろいろな場面にぶつかって、そこでいろんな人の意見を出し合って対応してきた人たちの話を直接聞けたのはとても良い機会だった。また、外国から来た子どもの保護者から学習が未だ十分ではない子どもの現状に対して、自国の制度を念頭において、子どもの中学2年生の学習内容が身についていないので、「中学2年生をもう一度します」という申し出があり、それにびっくりされた先生についての話はとても興味深かった。このシンポジウムに参加しなければ気が付かなかった事例である。
 自国では「当たり前」の事でも、国が違えば「当たり前」ではなくなる。ことば(言語)の違いは容易に察しが付くが、文化、生活習慣、諸制度の違いは見えにくい。そこに暮らす人々が自国の「当たり前」がみんなにとっても「当たり前」かどうか疑問視することが「多文化共生(ともいき)」の一歩になるように思えた。

【参加者感想2】
 私は、久留米の教員なので、福岡の学校の状況(福岡市の教員の話)に興味があります。しかし、多方面から話があり、地域を支える活動や留学生の方の考えを知ることもできてよかったです。よるとも会の方々、公民館の方の地道な活動が地域の支援が必要な人々の助けになっていることに頭が下がります。
 また、高校生のお話からはその方のまじめで一生懸命さが伝わりました。「一生懸命コミュニケーションをとる」という言葉がこころにのこりました。

 以上、「とも生き」に向けて、互いに発信し、発見し、理解しあうことは、やはり大事なのですね。(Y)