NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: 6月 2020

2020年6月24日水曜日

日本語教育の推進に関する閣議決定

 こんにちは。
 今日はいつもに増して暑いですね。

 昨日6月23日付で、これまで文化庁で議論されていた日本語教育の推進に関わる基本方針について、閣議決定がなされました。
 基本的な方針とその概要については、文化庁のHPにアップされています。

文化庁HP
日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進するための基本的な方針の閣議決定について

2020年6月23日火曜日

本の紹介(2020.06)

6月もあっという間に下旬に入りましたね。
今回は本の紹介です。

中田考&天川まなる(2020)『ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門』CYZO

イスラーム関係ではおなじみの中田先生による解説です。
すべてがマンガで描かれている訳ではなく、対話形式の部分は文字でしっかり説明されており、分かりやすいです。
個人的には、中田先生のおちゃめな人となりが表れていて、その上、時々吹き出したくなるような(そして、突っ込みたくなるような)台詞があったりなど、とても面白く読めました。
(そして、シーンによってはイスラーム的に大丈夫なのか、さらには日本社会におけるご自身の立場的に大丈夫なのか…など突っ込みたくなるところもありました。)
もちろん、面白いだけでなく、ちゃんとイスラームに関する勉強になります。
是非、ご一読ください。
また、かなり個人的ですが、下記のAmazonのリンク先(画像)を是非クリックして下さい。
中田先生が斜め45度を見上げながらたたずむ写真が、個人的には良い写真だなと思い、ツボです。



イブティハージ・ムハンマド&S.K・アリ文、ハテム・アリ絵、野坂悦子訳(2020)『ねえさんの青いヒジャブ』BL出版

偶然見つけた絵本なのですが、作者の経験を基にしたとても素敵な物語です。
新学期に初めてヒジャブをつけて学校にいく女の子。そしてそのお姉さんを誇りに思う妹。
もちろん、ヒジャブをかぶっていることで他者から投げかけられる心ないことばも描かれます。
それでも青いヒジャブに込められた思いが絵本の色彩とともに読み手に訴えかけます。
著者のイブラティハージ・ムハンマドは、アメリカのフェンシング選手で、アメリカ選手として初めてヒジャブをつけてオリンピックに出場した選手だそうです。
自身の経験をもとに、同じようにヒジャブをつけている子、そして肌の色の違う子、その両方が当てはまる子(著者自身がそうです)に、メッセージを込めています。
本当に素敵な絵本です。
是非手に取ってみて下さい。

2020年6月14日日曜日

7月の例会のご案内(オンライン例会)

続けてのアップです。
対面での例会はまだ難しいものの、何かできることはないだろうかと思い、7月の例会はオンラインで行うことになりました。
オンラインでのさまざまな支援が話題になることが増えましたが、今回はよるとも会でオンラインを試してみての実際について、よるとも会代表の古賀さん、副代表伊藤から報告します。
また、いつもの情報交換会も趣向を変えて、「オススメ情報交換」ということにしたいと思います。
Zoomでのオンライン例会になりますので、技術的、環境的、セキュリティ面で参加が難しい方もいらっしゃるかと思いますが、ご関心のある方はぜひご参加ください。

<7月の例会>
日時:2020年7月18日(土)14:00~16:00
ツール:Zoomでの開催になります。
 ※技術的なサポートはいたしかねますので、ご了承ください。
内容1「よるとも会をオンラインでしてみたら…」
 話題提供者:香椎浜小学校親子日本語教室よるとも会代表 古賀美津子さん
                       同副代表 伊藤亜希子さん
内容2 情報交換~自粛期間に見つけたオススメ~
 ※参加者はこの間に見つけたオススメ情報、本、映画、サイトなど、何でも構いませんので、情報共有をお願いいたします。
申込:要申し込み。
   2020年7月11日(土)までに事務局メールまでお申し込みください。
   お申し込みいただいた方のみに、例会の前日までにメールでZoomミーティング情報をお知らせします。
申込・問い合わせ先:NPO法人ともに生きる街ふくおかの会 事務局メール
          tomoikifukuoka●gmail.com(●をアットマークに変えてお送りください。)

8月の就学・進路相談会の中止について

あっという間に、6月も半ばになりました。
梅雨入りしましたが、みなさん、いかがお過ごしですか。

今回は残念なお知らせです。
例年、8月に開催している外国にルーツを持つ子どものための就学・進路相談会ですが、今年の8月は実施を見送ることになりました。
今後の新型コロナウイルスの状況がどうなるのか見通せない点、相談会という性質上、どうしても3密になりやすいこと、今年の夏休み期間がかなり短縮されたことなど、いろいろ考慮した上で、決定しました。

支援している子どもや保護者への情報提供や対応にお困りの方は、個別にともいきのメールアドレスにご相談ください。
ご連絡いただいたことに関しては、できる範囲で対応したいと考えています。

10月の相談会についても状況を見ながら実施の可否を検討したいと思っています。
これについては、また別途ご連絡差し上げます。

NPO法人ともに生きる街ふくおかの会 事務局
E-Mail:tomoikifukuoka●gmail.com
※●をアットマークに変えてください。

2020年6月2日火曜日

「生活者としての外国人」のための日本語学習サイト

 蒸し暑くなってきましたね。
 熱中症にも注意しないといけない季節になってきました…

 文化庁が、「生活者としての外国人」のための日本語学習サイト―つながるひろがるにほんごでのくらし―を公開しています。
 日本語教室空白地域解消推進事業の成果だとのことですが、新型コロナウィルスの関係でボランティアの日本語教室がなかなか再開できないなかでは、とても貴重なものかと思います。
 日本語、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語で公開されています。

文化庁HP
 「生活者としての外国人」のための日本語学習サイト つながるひろがるにほんごでのくらし