NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: 3月 2019

2019年3月30日土曜日

フレンズ通信!

 今日は香椎浜校区の「ふれあい灯明さくらまつり」でした。
 夕方から少し冷え込み、風も少し強かったのですが、満開の桜と灯明の明かり、街灯に切り絵を貼った明かりがとても美しかったです!大勢の方で賑わっていました。
(公民館のちょうど前の通りに飾られていました!)

 そこで、防災会議でご一緒した香椎浜小学校フレンズ委員会の方とお会いしました。
 フレンズ委員会の通信で、避難所へ行こうPart2のことを書いてくださったそうです。
 内容は、yorutomoブログにアップされています!是非、ご覧ください♪
 →yorutomoブログ フレンズ通信

 

2019年3月29日金曜日

よるとも会のご案内(学習者向け英語版)

 続けてのアップになります。
 よるとも会の学習者向け案内(英語版)を古賀さんが作成してくれました!
 お近くに日本語教室を探している方がいらしたら、是非ご案内ください。
(画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。)

 今回は英語版のご案内ですが、中国語版も作りたいね、と相談中です。
 できたらまたアップしたいと思います☆

 学習者もですが、スタッフもいつでも大歓迎です。
 yorutomoブログのチェックもお忘れなく♪

避難所へ行こうPart2のすてきな報告

 先日、香椎浜校区人権尊重推進協議会の広報誌「浜ちどり」をいただきました。
 3月3日に行った「避難所へ行こうPart2」の報告が、すてきなことばで綴られています。
(画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。)

  せっかくなので、そのまま引用します。
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平成30年度国際親善交流会 避難所へ行こうパート2

 13回目を迎えた今年度の国際親善交流会は、場所を香椎浜小学校体育館に移して、午前11時から開催されました。タイトルの「避難所へ行こう パート2」からお分かりのように、例年の国際親善交流会に避難訓練を組み込んだ構成になっていました。避難訓練は、昨年9月2日に行われた防災訓練での手順の確認と、福祉避難室として使用する教室を見学するためにプログラムされました。企画の斬新さと宣伝の効果で、今にも降り出しそうな天気にもかかわらず、午前10時ころから、参加される方々が集まりはじめました。受付を済ませ、避難者カードに記入してから、それぞれの自治会ブロックに案内され、開会までに、215人の多文化共生圏ができあがっていました。 

 開会のあいさつに続いて、今やすっかりおなじみの吉谷先生の講演がありました。今回は「違い」に関するお話で、「違い」は言葉や信仰や生きてきた環境によって発生してきます。この違いに気付き理解するには、会話をすることがとても大切だということでした。吉谷先生が15分という短い時間の中で、「違い」について分かりやすく話してくださった後、いよいよ「福祉避難室見学ツアー」の時間になりました。八つの自治会ブロックが三班に分けられ、それぞれ案内役に引率されて体育館を出発しました。避難室に指定された教室のドアの上には、「災害時福祉避難室」の表示板が掲げられ、「哺乳瓶を持つ赤ちゃん」「鍋とやかん」「救急箱」などのイラストが描かれていました。見学者のみなさんは、表示板を見上げたり、部屋の中を覗いたりと興味津々な様子でした。

 30分の見学ツアーを終えて体育館に戻ると、おいしそうな匂いが満ち溢れていました。国際親善交流会の名物、お待ちかねの「もぐもぐタイム」の時間になりました。今回のテーマは大鍋3種試食会で、インドネシアのビリヤニ(箱崎にある福岡マスジトで調理されたもの)、中国のトマトと卵の香りスープ、日本のおでんとちらし寿司で、全てハラール食品を使用して調理されていました。「ハラール」とは、イスラム法に合法であるということだそうです。おそらく初めて口にされた方が多かったのではないでしょうか。でも、みなさん何の抵抗もなく、おいしそうに食べていました。食材や調理方法が違っても、おいしいものはおいしいのです。「違いがあるから楽しい」とおっしゃった吉谷先生のお話は、こういうことなのかなと思いました。

 フォークダンスこそありませんでしたが、みなさんは十分楽しんでいるようでした。特に好評だったのは、避難施設の見学ツアーで、「避難者のために避難室が実際に準備されていることが分かって、とても安心しました」という感想を、何人もの方々から聞きました。また、お手伝いで参加してくださったボランティアの方々からも、「とても楽しくて、次回も是非声をかけてください」と、ありがたい言葉をいただきました。最後に、今年も「思いやりの木」に沢山の花が咲いたことをお伝えします。ご来場された方、スタッフ、ボランティアの方々、本当にありがとうございました。

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 PDFには当日の様子の写真も入っているので、是非そちらもご覧ください!
 すてきなことばでまとめてくださった「ゆ・に」さん、ありがとうございました!!!

2019年3月21日木曜日

ともいきのロゴ×Facebookはじめました!!!

 情報発信をもっと進めたいね、という話から、ともいきのFacebookページを作成しました。ブログでご紹介している内容を随時Facebookでも発信します!
 Facebookページを作成するにあたり、ともいきのロゴがほしいね、ということで、会員の古賀さんに作成を依頼しました。

 カラフルでやさしいともいきのロゴの誕生です!
 
「いろいろな形で多文化共生に取り組む人や団体が芽を出し、成長していく中で、ともいきは栄養を与えてくれるような存在だから。」

 そうした思いでデザインしてくださった古賀さんに、大きな感謝を!
(文字のフォントも、葉っぱのデザインもすべて古賀さんオリジナルです!!)
 多文化の人々が、そしてかれらとともに生きる私たちがもたらす多様性が肯定的に認められるカラフルな社会になれば、という思いが伝わります!

 ともいきFacebookはブログの右にある「ともいきFacebook」のロゴをリンクすると閲覧できます♪

2019年3月18日月曜日

東区多文化共生のまちづくり講座、終了しました!

 3月16日(土)に、東区生涯学習推進課が主催する多文化共生のまちづくり講座(第2回)が無事に終了しました!
 オーガナイズしてくださった生涯学習推進課のみなさん、登壇してくださった香椎浜公民館の宮嵜主事、香椎浜校区からの応援団のみなさん、そして参加してくださったみなさん、ありがとうございました!!!
 第2回、前半部は香椎浜公民館の国際親善交流会の取り組みを中心にご紹介しました。
 後半はグループワークをして、参加者ご自身の地域における生活課題を挙げていただき、それを整理し、どのような人や組織・団体、行政サービスとつながれば、課題解決の一歩を踏み出せるか、考えました。
 グループワークの内容はポスター発表形式でみなさんと共有しました。いろいろなグループを見て回ったり、一つのグループで聞き入ったり、話が盛り上がっていたりと、参加者のみなさんがわきあいあいと意見交流をされていました。


 最後、伊藤がグループワークで共通して出ていたこと、大切だなと思ったことを簡単にまとめました。
 「説明したのに。多言語のパンフレットを渡したのに…伝わらない。」
 こうしたことは往々にして起きますが、そこには私たちの考える「伝わるであろう」という伝え方が前提になっています。「伝わっていないのでは?」と立ち止まって考えてみることも必要ですよね。
 制度やシステム、表現の仕方が違えば、その違いから説明しないと伝わらないことは多々あります。なぜ伝わらないんだろう?相手の生活してきた社会のあり方や文化と何が違うから、伝わらないんだろう?と考えるために、相手の話にしっかりと耳を傾けてみると、伝える糸口を見つけることができたり、相手のことを少しずつ分かってきたりします。
 多文化共生。
 一言で言うと簡単ですが、多文化住民に日本の文化や社会を分かってもらう、逆に私たちが相手のことを受け入れようと努力する、その双方があって、一歩一歩、進むものだと思います。
 講座の最後に、吉谷代表理事から「生活するということを考えると、<おもてなし>から<おもいやり>に変わるといいですね」とお話しし、今回の講座を締めくくりました。
 
 今回、初めて東区生涯学習推進課のみなさんとご一緒させていただき、とても良い機会をいただきました。
 こうした講座が着実に積み重ねられていくといいなと思います!

2019年3月16日土曜日

本の紹介(2019.03)

 久しぶりに本の紹介です。
 今回は子ども向け(小学生から中高生)のものですが、大人が読んでももちろん面白いものです。

スペンドリニ・カクチ(2017)『私、日本に住んでいます』岩波ジュニア新書
 スリランカ出身の著者が、日本に暮らす外国につながる人々にインタビューしたものをまとめたものです。12本のインタビューの中には、子ども時代を語っていたり、自分のルーツをどう大切に思い、そして日本のことをどう捉えているか、といった語りも出てきます。難民問題は遠くに感じるかもしれませんが、難民として日本で生きる人の声も載っています。
 1本1本が短く、読みやすくまとめられているので、是非手に取ってみてください。



瀧井宏臣(2018)『モスクへおいでよ』小峰書店
 東京ジャーミーをご存じですか。東京に古くからあるモスクです。その広報を担当する日本人ムスリム下山茂さんへのインタビューをもとに書かれたものです。
 下山さんがなぜムスリムになったのか、ジャーナリストとしての経験なども交え、イスラームについてわかりやすく解説されています。
 これもあっという間に読めるので、是非!



今泉みね子(2018)『ようこそ、難民!―100万人の難民がやってきたドイツで起こったこと』合同出版
 多くの難民を受け入れるヨーロッパの国ドイツ。難民の子どもと出会った男の子マックスが、彼の生活のなかで難民のこと、戦争のこと、家族の歴史、難民家族と知り合う一般家庭の様子を描いていきます。
 物語ではありますが、実際にドイツで一般に起きていることをとてもわかりやすく描いているものです。受け入れた難民の数、難民を受け入れた事実はメディアで知ることができますが、ではそうした難民受け入れに市民がどう向き合ったのか、ドイツ在住の著者だからこそ、市民の視点から伝えています。



マイケル・ローゼン、アンネマリー・ヤング著、小島亜佳莉訳(2018)『移民や難民ってだれのこと?』(国際化時代に生きるためのQ&A ①)創元社
 イギリスに暮らす著者たちが、子ども向けにわかりやすく移民や難民について説明したものです。リアルタイムの難民の話もそうですが、第二次世界大戦時のユダヤ人迫害や黒人差別の歴史、戦後の移民労働者の話なども含まれています。
 今暮らしている国、自分のルーツがある国、そしてそれらの文化やことばをどう捉えているのか、といったことも述べられています。
 短い人物紹介も多々含まれています。たとえば、トルコにルーツを持つメスト・エジル選手(ドイツ)、ソマリア出身の長距離陸上選手モハメド・ファラー選手(イギリス)など、スポーツが好きな方ならご存じの選手も出てきます。
 ヨーロッパの移民・難民に関心がある方は是非読んでみてください。



 今日は東区の多文化共生のまちづくり講座2回目です!
 そして、明日は3月の例会と続きます。
 これらの本、明日の例会でも紹介したいと思っています!

2019年3月6日水曜日

笑顔がすてきな香椎浜防災でした!

 ご報告が遅くなりましたが、無事に香椎浜校区・避難所へ行こうPart2(国際親善交流会)が3月3日に終了しました。
 ともいきのメンバーつながりで、たくさんの方に当日の運営に関わる部分を支えていただきました!ありがとうございました!!!



 炊き出しの食事は、すべてハラールで作られたものでした。どのお食事も美味しくて!
 当日は天気も若干悪く、参加者の足が遠のくのでは?と心配されましたが、大勢の方が集まりました。避難所ツアーも、実際に災害が起きたときに福祉避難室となる部屋を回り、みなさん興味津々でした。

 目には見えないけれども配慮があると嬉しい人、少し静かにほっとしたい人、お祈りをしたい人、LGBTの人など、さまざまに配慮があると嬉しい方が使える「おもいやりの部屋」の表示です。
 普段はよるとも会が使わせていただいている部屋ですが、普段から多様な背景を持った人々が集まり、つながる部屋が、避難所になったときにこのように使わせてもらえると思うと、嬉しい限りです!

 その他、当日の様子などはよるとも会のブログでも見られます!
 是非是非、チェックしてみてくださいね♪

 当日ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!!
 ともいき、よるとものつながりの底力を感じ、そして脱帽した一日でした!!!