NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: 東区多文化共生のまちづくり講座、終了しました!

2019年3月18日月曜日

東区多文化共生のまちづくり講座、終了しました!

 3月16日(土)に、東区生涯学習推進課が主催する多文化共生のまちづくり講座(第2回)が無事に終了しました!
 オーガナイズしてくださった生涯学習推進課のみなさん、登壇してくださった香椎浜公民館の宮嵜主事、香椎浜校区からの応援団のみなさん、そして参加してくださったみなさん、ありがとうございました!!!
 第2回、前半部は香椎浜公民館の国際親善交流会の取り組みを中心にご紹介しました。
 後半はグループワークをして、参加者ご自身の地域における生活課題を挙げていただき、それを整理し、どのような人や組織・団体、行政サービスとつながれば、課題解決の一歩を踏み出せるか、考えました。
 グループワークの内容はポスター発表形式でみなさんと共有しました。いろいろなグループを見て回ったり、一つのグループで聞き入ったり、話が盛り上がっていたりと、参加者のみなさんがわきあいあいと意見交流をされていました。


 最後、伊藤がグループワークで共通して出ていたこと、大切だなと思ったことを簡単にまとめました。
 「説明したのに。多言語のパンフレットを渡したのに…伝わらない。」
 こうしたことは往々にして起きますが、そこには私たちの考える「伝わるであろう」という伝え方が前提になっています。「伝わっていないのでは?」と立ち止まって考えてみることも必要ですよね。
 制度やシステム、表現の仕方が違えば、その違いから説明しないと伝わらないことは多々あります。なぜ伝わらないんだろう?相手の生活してきた社会のあり方や文化と何が違うから、伝わらないんだろう?と考えるために、相手の話にしっかりと耳を傾けてみると、伝える糸口を見つけることができたり、相手のことを少しずつ分かってきたりします。
 多文化共生。
 一言で言うと簡単ですが、多文化住民に日本の文化や社会を分かってもらう、逆に私たちが相手のことを受け入れようと努力する、その双方があって、一歩一歩、進むものだと思います。
 講座の最後に、吉谷代表理事から「生活するということを考えると、<おもてなし>から<おもいやり>に変わるといいですね」とお話しし、今回の講座を締めくくりました。
 
 今回、初めて東区生涯学習推進課のみなさんとご一緒させていただき、とても良い機会をいただきました。
 こうした講座が着実に積み重ねられていくといいなと思います!